最強女子と白ひげ海賊団【番外編4】

みんながヤンデレだったら(結構ヤバめ) ページ38

『ん〜､分かったって｡私もガキじゃねぇんだしよ…｡はぁ!?変なもん食わねぇし!大丈夫!おもちゃ買ってくるだけだから!!じゃあ行ってくるな!!』

｢｢｢｢｢気をつけろよ｣｣｣｣｣

『おー』

オヤジと兄貴に見送られながら私はモビーから飛び降りる

海の上には麒麟の琥珀がいて､海に落ちる心配はなし!!

あ､ちなみにおもちゃっていうのは私が個人的に試してぇ武器のことだ!

『悪ぃな琥珀!待たせた!!』

麒｢いーよ｡てか､最近すごいねぇ…｣

『だよなぁ…なんか心配性というかなんというかって感じ…』

そう､最近､出かけるまでが長ぇ!!

……なっげぇ…
もうとにかく長い…
長すぎてため息つきながら白目向きたくなるくらい長い

毎回毎回…同じことばっかり言って来るんだよな

｢お前､知らねぇ奴にはどこも触らせんな｣
｢もし触られたらそいつのことよく覚えとけ｣
｢それで帰ってきた時に俺らに言え｣

って…同じことの繰り返し

心配してくれてんのはありがてぇけど､ちょーっとな…

『最近どうしたんだろ…』

麒｢うーん…まぁ単純に過保護に拍車がかかってるだけだと思うんだけど…悪い人達じゃないし｣

『だよなー』

麒｢…でも､もしどうしようもなくなったら私達に相談してねぇ?まじでピンチになっちゃったら京緋(きょうひ)君とかもいるし!!｣

(京緋＝犬神｡本編NO.3の117話､鬼ごっこ回で登場してます!!)

『おう!そーする!!』

…まぁ､いくらやばくても､流石に呪い殺すなんてことはしねぇけど…

麒｢(…なーんか嫌な予感がするんだよねぇ…)｣

あ､そういや最近もう1つ変わった事があるな

あー､でもこれは単なる偶然なんだと思うんだけど!!

『なぁ､琥珀ー｡最近さ』

麒｢うん?｣




『最近､島で知り合いになった奴らと全然会えねぇんだよな』




麒｢えー!!なんで!?｣

『んー…それが全くわっかんねぇんだよー｡やっぱ､みんな私みてぇに暇じゃねぇのかな』

麒｢そーなんじゃない?Aは暇人だもんねぇw｣

『暇人じゃねーってw私だって隊員はいねぇけど､隊長なんだからよ!書類も書くし､武器の調達もするし!』

麒｢書類はマルコが見てる時しかしてないし､武器の調達は自分が武器使いたいからしてるだけじゃんw｣

『うっ､うるせー!とにかく暇じゃないの!』

麒｢はいはい｡そーいうことにしときますよぉ｡あ､着いたよ!Aのお目当ての島､アーマリー島!｣

『よーし!全店舗制覇してやるぜぇぇぇっ!!!!』

ま､出来るだけ早めに帰るけどな

続き→←終わり

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す