気遣い ページ10
今日の朝食はトーストとヨーグルトとスクランブルエッグだ。おいしそう。
ペロリと平らげるとすぐに学校に行く準備を始めた。
まだ少し早いけど、今日は早めに行こうと昨日から決めていたのだ。
『いってきまーす』
母「いってらっしゃい、気をつけるのよ」
今日はちゃんとお母さんの返事を聞き届け、家を後にした。
・
家から学校までは歩いて15分ほどの距離。
遠すぎず近すぎずいい感じの距離だと思っている。
自転車で通学してもいいのだが、入学した頃に、健康のことを考えて歩くことを決めた。
ふと、目の端に昔よく遊んだ公園が目に入る。
(昔ここでよく遊んでたなぁ…)
そんな事を考えながら一歩一歩学校に近づいていく。
しばらくすると学校が見えてきた。
中に入り靴を履き替える。
教室にはまだ誰も来ていなかった。
朝の誰もいない教室の独特な感じ…私は結構好きだ。
自分の席に座り、窓の外のグラウンドを見つめぼーっと考える。
(そういえば花子くんって結局なんだったんだろう…)
(あれ、何も解決してなくない?)
今更ながら何も解決していないことに気がついた。
昨日の帰り、自分は何をしていたのだろうか。
(花子くんに聞いたつもりだったんだけど…?)
その辺の記憶が曖昧で自分でもよく分からない。
?「わあ!!!」
『!!?』
突然横から驚かしてくる声に驚いて振り向くと、花子くんがいた。
『何だ花子くんか…』
普「アハハ、おはようAさん。今日は早いんだねぇ。昨日は大丈夫だった?」
驚く私をよそに、ケラケラ笑っている花子くん。
『おはよう花子くん…昨日は本当にごめんね。私倒れちゃったみたいで…』
重かったでしょ?と付け足して花子くんに労いの言葉をかける。
普「俺は普だよ…って、何回言わせたいのさ…」
普「驚いたよ、急に倒れるんだから…俺は大丈夫だよ。それよりAさんこそ、ちゃんと休んでるの?」
そう言って、優しい言葉をかけてくれる花子くん。
『うん!昨日は早めに寝たし、もうばっちり元気だよ!』
普「そう?ならいいんだけど」
そう言い残して、花子くんは私はの後ろの席に荷物を置きに行った。
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かの子(プロフ) - エアさん» 好きと言ってもらえて嬉しいです!続編ページだけ作ったので気が向いたらお越しください…笑 (2020年3月14日 23時) (レス) id: 67da33eda0 (このIDを非表示/違反報告)
エア(プロフ) - 更新ありがとうございます。普くんend好きです!つかさくんend続ききなります!余裕がありましたら是非続編をお願いします! (2020年3月14日 21時) (レス) id: 8a2351a5fa (このIDを非表示/違反報告)
かの子(プロフ) - れいさん» 全力待機!笑 私も頑張って作りますね!! (2020年3月13日 15時) (レス) id: 67da33eda0 (このIDを非表示/違反報告)
れい - かの子さん» まままままままさかあまねくんedもつかさくんedも両方読めるなんて!ありがとうございます!更新を全力待機しております! (2020年3月13日 11時) (レス) id: 2204e3e34a (このIDを非表示/違反報告)
かの子(プロフ) - れいさん» なんとも嬉しいお言葉です。いつもありがとうございます!うーん悩み所ですよね…私もなんとか頑張ろうと思います!ご意見感謝です! (2020年3月12日 15時) (レス) id: 67da33eda0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:かの子 | 作成日時:2020年3月2日 15時