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(花子くん…)
花子くんは私が困っている時、いつも助けに来てくれた。
もう、助けて、なんて言わないから
花子くんに会いたい
つかさ｢オヤスミ、A｣
にこやかに笑うつかさくんの指が、私の額に近づいてくる。
覚悟を決めて、ぎゅっと目を瞑った瞬間だった。
ビュン
つかさ｢わわっ、と｣
と、目の前で風を切る音がした。
それと同時に、つかさくんの驚く声も。
『？』
驚いて目を開くと、つかさくんは離れていて。
体が動くと思ったら、手足のモヤも消えていた。
つかさくんと入れ変わるように目の前に現れたのは。
『はく、じょうだい…？』
ゆらゆらと燃えるように浮かぶ、白い人魂のようなそれは、シュルシュルと煙を巻き起こしていく。
つかさ｢……ドコから入ってきたのかしらないけど、俺のジャマしないでくれる？あまね｣
煙が収まった時には、包丁を構えて私を守るように立つ花子くんがいた。
『花子くん！』
花子くんは私の方を振り返ると、悲しそうに笑った。
普｢久しぶり、A。…思い出したんだね｣
そしてもう一度つかさくんの方に体を向けて言い放つ。
普｢Aをこの世界から出す訳にはいかない。返してもらうよ｣
つかさ｢ふゥん…返してどうするの？｣
つかさ｢ココに居たって死ぬようなモノなのにさ｣
悲しいことに、今回ばかりは本当につかさくんの言う通りだ。
私は現実でも死んでいるらしいし、この世界に残ったとしても“私”は生きていられるのかよく分からない。
これからどうしたらいいんだろう。
普｢俺は、Aに生きていてほしい｣
絞り出すような小さな声で、花子くんは続ける。
普｢ホントに、それだけなんだ｣
くるりと私の方を向き直す。そして、
ぎゅうう、と私を正面から抱きしめた。
『……っ、はなこく』
普｢ねえ…俺と一緒に生きようよ｣
私は…
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かの子(プロフ) - エアさん» 好きと言ってもらえて嬉しいです！続編ページだけ作ったので気が向いたらお越しください…笑 (2020年3月14日 23時) (
レス) id: 67da33eda0 (このIDを非表示/違反報告)
エア(プロフ) - 更新ありがとうございます。普くんend好きです！つかさくんend続ききなります！余裕がありましたら是非続編をお願いします！ (2020年3月14日 21時) (レス) id: 8a2351a5fa (このIDを非表示/違反報告)
かの子(プロフ) - れいさん» 全力待機！笑 私も頑張って作りますね！！ (2020年3月13日 15時) (レス) id: 67da33eda0 (このIDを非表示/違反報告)
れい - かの子さん» まままままままさかあまねくんedもつかさくんedも両方読めるなんて！ありがとうございます！更新を全力待機しております！ (2020年3月13日 11時) (レス) id: 2204e3e34a (このIDを非表示/違反報告)
かの子(プロフ) - れいさん» なんとも嬉しいお言葉です。いつもありがとうございます！うーん悩み所ですよね…私もなんとか頑張ろうと思います！ご意見感謝です！ (2020年3月12日 15時) (レス) id: 67da33eda0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かの子 | 作成日時：2020年3月2日 15時
