fictionｰ虚構の世界ｰ

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(世界の…仕組み？)






普｢やめてくれ…あと少しなんだ｣

普｢あと少しでこの子は………のに…！｣



つかさ｢ウン、しってる｣

つかさ｢このコの………………都合よく……て、自分だけ楽し………………として……デショ？｣






(は…？)






声がだんだんと遠くなっていく。
会話は所々しか耳に入ってこない。






それとは裏腹に、頭の中に流れ込んでくる大量の記憶。






普｢………って………………俺がまた………………から！｣

普｢…から！Aを………………………は！｣



『は……なこ、くん………』






気づけば私は、全く知らないはずの言葉を口にしていた。






普｢！！A……｣

普｢まさか……………の……………………のか！｣






(だめ…聞こえない)






意識が深い水の中に沈んでいく。



･


side普


普｢A！…A！！｣






何度名前を呼んでも、彼女はつかさの腕の中で意識を失ったまま目を覚まさない。






つかさ｢あー…情報量が多すぎてパンクしちゃったみたいだネ｣



普｢………Aをどうする気だ｣






つかさはニンマリと笑ってAの頭を撫でる。






つかさ｢このコの願いを叶えてあげるんだよ｣



普｢願いって…Aが一体何を…｣



つかさ｢ずっとずっと楽しい時間を送りたい。それがこのコの願いだ｣






(願い…？仮にこの子が本当に願ったとして、どうしてつかさが…)






つかさ｢黒杖代｣






黒杖代はつかさの呼び掛けに反応すると、2人の周りに黒いモヤを作り出す。






つかさ｢このコはもう俺の担当ってコト。じゃあ、もう行くね｣



普｢…！つかさ！！｣






つかさ｢またね、あまね｣






そう言い残して、黒いモヤに吸い込まれるように2人は姿を消した。

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