人狼ゲーム―別れの屋敷― (ページ24)

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▼その先の未来へページ24

『おめでとうございます。宮近様の勝利、そして、
市民チームの勝利です。

玄関の鍵が解錠されており「ふざけんな!!!」』

「何が“おめでとうございます”だよ!!

あんたのせいで、
俺の大切なメンバーを失ったんだ!!

“この7人で絶対デビューしようね”って、

ずっと、ずっと頑張ってきた!!

Snow ManとSixTONESのデビューを知った時、

悔しかった!!俺らはまだなんだって!!

…でも、
そのおかげで俺らに足りないことも気づけた。

成長したこともあった。だから!!!

尚更俺らの気持ちも強くなった!!でも!!!

その全てをあんたに壊されたんだ!!」

「一体、あんたの目的はなんなんだよ!!!」

『目的…その前に、
私が誰なのかは気にされないのでしょうか？』

「……俺が、知っている人物」

『…ふふふっ、あはははっ(笑)いやぁ、残念です。

ずっと、近くにいたんですがね～』

「っ!?……もと…はら…さん…？」

『そうだよ。マネジャーの“基原進”だよ。

他のグループも担当してた。それが共通点さ』

俺は、絶望した。

ここ5年は、
俺らとSixTONESのマネジャーをしてたのが
基原さんだった。

ずっと信頼してたのに。

何度も助けてもらったのに。

「なんで…」

『それはな“ウゥー”…チッ警察か。まあいい。
お前らジャニーズを消したかったからだよ。いや、
正確にはジャニーズのそういう絶望した顔が
見たかったんだよ(笑)
知ってるか？宮近。
俺だって元々はジャニーズだったんだ』

「えっ？」

『ずっと憧れてたんだ。嵐さんに。でもな、
俺は虐められたよ。年上の後輩に。

そして嵌められたんだ。
それのせいで俺は退所させられた。
憧れを踏みにじられたんだ。分かるか？お前に？
この絶望を？

俺が事務所を出ていく時、
あいつらはこう言ったんだ。
“お前の夢なんか叶うわけねーんだよ(笑)”ってな。

だから、俺はお前らみたいな
夢を追いかけ続けてる奴らが憎くてしょうがねえ。
だったらどうする？
だから俺はマネジャーになって、
このゲームを始めたんだ。

いやぁ～楽しませてもらったよ(笑)』

そんな……理由で……？

ショックで座り込んでしまった。

“バン!!!”

警察官「大丈夫ですか!?」

警察が突入してきた。

俺は警察に保護された。

そして、検査のために、病院へ行くことになった。