人狼ゲーム―別れの屋敷― (ページ22)

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▼昼─最終追放会議ページ22

mk「…管理人さん」

『はい、なんでございましょう？』

mk「今から会議ってできますか」

『よろしいですよ？他の御二方が承諾されれば』

sm「俺は、いいよ」

「俺も、いいよ」

mk「だそうです」

『ではどうぞ』

松倉の提案で、急遽追放会議が始まった。

【最終追放会議開始】

mk「とは言っても、
会議なんてする必要ないんだけどね」

sm「確かにね」

「どうせ…俺でしょ」

mk「違うよ」

「え？なんで…それじゃ…人狼ゲームじゃ…」

ここで俺を追放して、
人狼陣営だけになって終わるんでしょ？

それが「人狼ゲーム」でしょ？

なんで違うの？

sm「あ、やっぱりそうするんだね」

mk「まあ、そりゃあね」

「え、なんで、納得してるの…」

mk「じゃあ、全部説明するね」

mk「昨日、
管理人さんから俺らにに知らされたんだ。

この人狼ゲームは、
“市民チームが勝つまで終わらない”って。

人狼チームだって、自分が生き残りたいから、

ゲームに勝とうとする。

でも、自分たちが勝てば、

また犠牲者が増える。

つまり、

自分たちに、TravisJapanに、

今後のジャニーズの運命が託された、

ってこと。

それで、俺はね、

“人狼を裏切り、ゲームを終わらせるか”
って考えたんだ。

そうすれば、この悲惨なゲームも、

自分たちで終わるし。

でも、それはルール違反にはならないのかって。

俺は管理人さんに聞いたら、こう答えたんだ。

『面白いですね。ルール違反ではありませんよ？』
って」

「そういう…こと…？」

sm「そう。
まつくと管理人さんの会話は
俺と閑也も聞いてたから、まつくの考えてる事は
分かった。だから、最初から勝つ気は…
あんまりなかったかな」

mk「っていうこと」

大まかには…理解できたけど、

すぐ「分かった」なんて言えない。

sm「ちゃか、終わらせよう。俺達で」

そうだ。終わらせなきゃ。

「…しめ、ごめんね」

sm「謝る必要は無いんだから。ね？」

mk「管理人さん。投票、始めます」

『承知致しました。
それでは投票を開始してください』

これで、いいのかな。