【レトルト】狼少女、拾いました (ページ9)

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2-5 *レトルトside ページ9

風呂から上がって30分
Aちゃんの髪もすっかり乾いて準備も万端！
さあ、行くで！！
キヨ「俺がいる意味は？」
レトルト「運転頼んだでぇ！！」
キヨ「だよねぇ…」

キヨ君の運転でショッピングセンターに向かう
その途中、車の中でAちゃんが帽子を取ろうとして耳が出てきた時はさすがに焦ったけどキヨ君には見えていなかったようで安心した。

キヨ「うぃー、これでいいっすか？」
レトルト「んー、ありがとう」
とりあえずキヨくんにも買い物を手伝ってもらった

そしてもちろん、家まで送ってもろたで！
キヨ「レトさんもAもまたなー」
A『おう、またな』

キヨ君が帰った後、俺は文房具屋さんで買ったノートを取り出した
手帳サイズの白くてかわいいノートだ
A『レトルト、これは何に使うんだ』
レトルト「これはな、君の記憶だよ」
Aちゃんが学んだことや楽しかったことを書いておいてくれたらな、って言うただの自己満足だけど

A『わかった。…字の書き方は、適当か』
歪な字で真っ白なノートに書いていく

昨日レトルトに拾われた
なんにもわからない私を助けてくれた

覚えた言葉
・レトルト
・服
・布
・風呂
・キヨ
・うるさい

そんな文章で俺は涙が出るほど感動した