【レトルト】狼少女、拾いました (ページ5)

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2-1*レトルトside ページ5

「さ、着替えるで！」

朝８時
いつもよりはりきってカーテンを開ける
昨日とは違う、晴れた景色だ
眩しい光が俺の部屋、俺、彼女を照らす

あの子…Aちゃんの服…何で出掛ければいいんやろうな…

耳と尻尾を隠さないかんし…

・

あれから服を選んでみた

俺の服やけど帽子、Yシャツ、ジーンズ

…俺のやけど←

だっさいわー…我ながらセンスの無い…

今日、フジくんに来てもらうか
センスあるし

Aちゃんは俺の部屋で寝ているはずだ

「うし…。…起きろおおおおお！Aちゃぁぁぁぁぁあん！」

こんなんで起きるわけないか
『うるさい、起きておるわ』

声のしたほうへ振り返るとそこには眠そうな顔をした彼女がいた

「…お風呂、入ろか」

泥だらけで血だらけの体の彼女

その姿を見て俺は３つ
心に決めた事がある

一つ、Aちゃんを普通の女の子にする事
二つ、彼女を守る事
三つ、…生きることの幸せ嬉しさ感謝を教えること

『…風呂？なんだそれ』

前略

俺、どうすればいいですか