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1-3*レトルトside ページ3
俺はケモミミ少女にAと名付けた
どうやら気に入ったらしいその名前をAちゃんは小声で何度も呟いていた
「ところでAちゃんはこれからどうするの？」
行くところはあるんだろうか
食べるものはあるんだろうか
寝るところはあるんだろうか
なんて余計なお世話だってわかってるけど…
退屈な日々が変わりそうな気がして
彼女を離したくないのだ
それだけが理由では無いのだが、ソレが一体何を意味するのか
このときの俺はまだ知らない
『行くところなんて無い。後は死ぬのを待つだけだ』
「ならさ…俺と暮らさない？此処で二人で…さ？」
それから話はとんとん拍子に進み、一緒に住むことになった。
食べ物は人間の食べ物も行けるそうだ。
間違えたら俺のことも食べるかもしれないから注意しろとは言われたけど…
明日、服を買いにいこう。
食器も、おやつも…
俺の毎日は退屈から期待へ変わっていった
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作者名：ゆくあ | 作者ホームページ：http://naajiAYRG
作成日時：2017年11月8日 23時
