【レトルト】狼少女、拾いました (ページ15)

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4-2*レトルトside ページ15

レトルト「ぽかぽか…お日様に会いに行こうや。」

俺はAちゃんの手を取りベランダに出る
A『お前の家にもお日様がいるのか？』
パッと明るくなる表情に思わず口が緩む
慌てて緩んだ口元をきゅと結ぶ
頼りないと思われたら俺、終わりやからな…

A『本当にあいつがいるのか？…ぽかぽかだっ！！』
空に浮かぶ太陽を見て彼女ははしゃいだ。
まるでクリスマスにプレゼントを受け取った子供のように
レトルト「あれがお日様やで！」

太陽と教えなかったのには完全なる俺の企みの為だった
だってぇ…お日様って言う子、可愛いやん
だから、俺のこれからの計画としては

・純粋
・素直
・言葉遣いが綺麗
・優しい
・可愛い
こんな子にしたいねん！
男子受けがよさそうやろ、だがなぁ！
残念だな男子諸君！
俺にしかでれでれしない子に育てるんだ！！

なんて、言ってみたものの。
Aちゃんの好きなように育ってくれればいいんや。
好きな人と付き合えばいい。好きな人と話せばいい。それが俺の願いや

俺はAちゃんの頭を優しく撫でた