54ー松田sideー ページ4
まさかのAちゃんまで一緒に飲む流れになるとは思ってなかった。
話の発端は、俺のロック画面。
一緒に海に行った帰り道で見た桜並木の写真をロック画面にしてたら
ちゃかに、なにその写真、って突っ込まれた。
Aちゃんが連れて行ってくれたって言ったら、
そこからAちゃんの話になったんだけど
元太がそんなに夢中になってる子ってどんな子?会いたい!って言われて今に至る。
海人「見て、めっちゃ困ってる笑」
一向に終わらない質問タイムに、笑顔が苦笑いになり始めたAちゃんを見て海人はけらけら笑ってる。
元太「そろそろやめてあげて笑」
かわいそうになってきてみんなを止めたら、しめに意味深な笑みを向けられた。
元太「なんだよ」
しめ「別に〜?」
元太「にやにやすんな」
しめ「してないし」
元太「ケイもにやにやすんな」
松倉「いやしてねーよ!とばっちり!」
その後は、和やかな雰囲気の中、いつも通りお酒飲みながら話していた。
意味わからないことでげらげら笑って、
たまにグループのことについて話したりした。
お店で偶然祐樹くんに会って一緒に飲むことになった日、Aちゃんに出会ったあの日と同じように、Aちゃんは黙って俺らの話を聞いていた。
決してつまんなさそうとかじゃない。
面白いときはへらへら笑ってるし
真剣な話の時は眉間にしわ寄せてうんうんって聞いてくれてる。
ころころ変わるAちゃんの表情、やっぱり好きだなって思ったりもした。
みんな程よくお酒回り始めたころ。
ちゃかもお酒が入って人見知りモードじゃなくなったのか
Aちゃんとなにかを話して2人で笑ってる。
会話の内容は聞こえなくて、楽しそうな2人を見てもやっとした。
ちゃかはそういう人じゃないし、まさか惚れたとかはないと思うけど、
距離近いし。楽しそうだし。
気にしない気にしないって思いながら、しめの話に耳を傾けていたら
海人「なんか2人近くね?」
隣にいた海人の不機嫌そうな声が聞こえた。
2人同時に、ん?って海人の方を向いた。
宮近「なに、海人妬いてんの?」
海人「は?」
不機嫌モードの海人に若干焦ってる川島如恵留。
なにもわかってないであろう松倉海斗。
なるほどねって顔でにやついてる七五三掛龍也。
閑也はお手洗いなう。
若干ピリついた空気。
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作者名:guminchu | 作成日時:2021年3月6日 1時