仲間と絆と守るもの (ページ26)

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2人についていき
たどり着いたのは体育館。

…こういうのって
よく漫画にある、そういう感じのシーンだよね。

入るのに躊躇っていると

宮舘「警戒心がある事は感心するけどあいにく女の子に手を出す趣味はないから」

…この前岩本さんが
女でも容赦しないって言ってなかったっけ

体育館に入ると
渡辺さん、深澤さんがいた。

渡辺「ノコノコついて来ちゃったの？」

阿部「余計な事言うなよ」

貴方「……話ってなんですか」

深澤「もうこれ以上関わらないで欲しいなぁっと思って」

貴方「は？」

深澤「あの2人はチームを裏切った。普通ならここでこの話終了ー。ってなるのに君が動く事によってもっと厄介が起きる」

俺らにも被害が出るの、って付け足す深澤さん。

「まずこの学院にいる事自体が厄介」

舞台袖から出てきた佐久間さん。
渡辺さんはおいこらって佐久間さんに呟く。

貴方「だから辞めろって？」

佐久間「話が早い」

呆れた顔した4人。
でも本当は佐久間さんと同じ事を思ってるんだろう。

でも…私は

貴方「私は辞めない。だってそれって負けたって事になりますよね」

そう宣言すると
側にあった重機を蹴り飛ばす佐久間さん
大きな音が体育館内に響いた。

佐久間「なんでわかんないかなぁ…」

怒りを我慢した引きつった笑顔。
内心すごく怖い。

渡辺「佐久間、落ち着けよ。とりあえず忠告。俺らは止めたからねって事で」

ほら行くぞ、ってみんなを促す渡辺さん。
まぁ頑張れってバカにしたように宮舘さんが肩をポンっと叩いた。

最後に私の横を通り過ぎた佐久間さん。
すごく睨んできた。

こんな腐った学院なんて大嫌い。

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