上弦ノ零のセコム隊が結成されたようです

裏切り者？ ページ17

甘味処から帰る途中、私は皆と離れていた

だから、そばには誰も居ない

筈だった

けれど、誰か居た

でもそれは、人じゃなかった

真っ赤な瞳の、人相の悪い鬼だった

見覚えがある

『………………久しぶり、無惨』

そう、コイツは鬼の鬼舞辻無惨

「霰……力を返してもらおうか」鬼舞辻

『フッ、そんなことすると思う？私を勝手に信頼して…勝手に力を注ぎまくって…挙げ句の果てにはその力を返せだと？』

「そうだ」鬼舞辻

『www日陰から引きずり出してやろうか？私は絶対にお前に勝つから。今は戦闘する気分じゃ無いし、お前が不利だから。じゃあね』

「裏切り者が……！」無惨

『！』



視点無し



鬼舞辻が裏切り者と、口にした瞬間、霰の
瞳が紅く染まり、数字が見え、口が裂けた

恐ろしい姿だった

鬼舞辻を睨み付けて、呪うように言った

『裏切り者？』

重みのある言葉だった

さすがの鬼舞辻でも、これには怯んだ

霰は思考を読んだ

(逃げるのね。まあいいわ)

鬼舞辻は無限城へ逃げて行った

戦したい→←照れてる柱を見た上弦ノ零

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す