愛を。壱【鬼滅の刃】 (ページ15)

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第拾参話『悲しい音』ページ15

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第拾参話『悲しい音』

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彼女からはとても悲しそうな儚いそんな音がした

心の奥で何も信じないと言ったように扉を固く閉ざしてるみたいで･･･

炭治郎は鼻がいいからもしかしたら同じ匂いや音がしてるかも

僕はいつの間にか女の子が信じれなくなっていた

尽くしても尽くしても必要じゃないと判断されたら棄てられる

僕も必死だった

今度は捨てられたくない｡だから彼女が欲しいものは何でも勝手あげようって

でも彼女は僕を棄てた

借金を残して｡

借金肩代わりしてくれた爺ちゃんは育手だし鬼と戦えとか言うし鬼殺隊に入っても全然死なないし

つくづく僕の人生は最悪だ

でも今考えると最後に棄てた女の子が借金をしてたから育手の爺ちゃんに会って死ぬほど鍛えられて鬼殺隊に入って禰豆子ちゃんやAちゃんに会えた

それでも禰豆子ちゃんやAちゃんのことを信用はできない

どうせ僕のことキモいと思ってるんだろうな

なんて暗い言葉が口からいくつも飛び出てきた

でもね？話すときいつも悲しそうで儚くて優しい音がする君を

愛してみたい。と思ったんだ

はじめて自分より大切に思う人ができたよ爺ちゃん

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