２話 ページ4
加州視点
御手杵「短刀たちと本丸の様々な場所を確認しましたけど怪しい所が全然なかったですね。」
長谷部「念の為に主の部屋も調べたがあの書類とお見合い写真や漫画などがごちゃごちゃしている部屋に隠す場所はもうないと思い諦めた。」←
蜻蛉切「あの部屋は本当にやめておいた方がいいですよ。」
隠れる場所もないか〜。
三日月「相手も中々やるな〜。付喪神の我らでも見つからないとはな。」
三日月宗近は鶯丸と小狐丸で縁側に並びお茶を飲んでいた。
ジジィ共が←
薬研「あの手この手で尽くしたのにな・・・」
薬研がそう言うと物吉が何かを思い出したように手を上げた。
物吉「あ、あの！ボク、姿みたいなものを見たかもしれません。」
全員「！？」
今剣「ど、どんな！？」
全員で物吉の周りに集まると一瞬怯んだがすぐに真剣な表情になり話し始める。
物吉「３日前のことなんですけど、寝る前に主様から借りた小説を読み終えたので寝てしまう前に返そうかなと思って主様の部屋に向かったんです。」
堀川「あの人寝る前に溜まった書類を片付けてるもんね。」
うちの主は書類を溜め込んでゲームするもんな。
物吉「もう少ししたら主様の部屋だって思っていたら近くの庭でガサゴソと音がしたので見てみると動物の影が見えたんです。」
陸奥守「動物の影？それは五虎退の虎？」
物吉「いえ。見てみるとそれは動物の耳をした人だったんです。」
岩融「小狐丸のことか？」
小狐丸「３日前の夜は私は風呂に入って髪を整えてから寝たのだが・・・それにこれは動物の耳ではない！」
物吉「もちろん小狐丸さんでもないですよ。大きさは人間の子供くらいでしたし。それで声をかけようてしたら突然眠気が襲ってきてしまったんです。」
伽羅「見張っていた時と同じだな。」
物吉「起きた時には自分の布団の中でした。でも記憶に少し残っているのですが、眠る前に見たのが髪の毛が長かった影でしたね。・・・って、姿じゃなくて影でしたね；」
一期「いやいや、影だけでも良い収穫だったと思いますよ。」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 5人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：うさP | 作成日時：2019年3月25日 1時
