１９話 ページ21
凜華視点
御黒の本丸の大浴場はとても立派だと思う。
裏部署も身寄りがない人や本部で暮らす人が多いから風呂場はかなり大きくてお金をかけている。
ここの本丸は中は木製のお風呂で外には天然温泉がある。
たまに夜中に誰もいないことを確認して入りに行っているけど飽きない。
乱「凜華ちゃん、頭洗うの上手だよね！髪も長いのにふわふわのサラサラだし！」
乱ちゃんの頭を洗い終えてから湯船に浸かると短刀ちゃんたちが集まってきた。
ちゃんと、タオル巻いてるよ。
五虎退「とても良い香りがします！」
貴方「ありがと・・・多分、これのおかげ。」
タオルからお花の形をしたものを見せる。
小夜「花？」
今剣「きくのかたちをしてますね！」
貴方「石鹸・・・手作り。」
愛染「これ作ったのか！？すげぇ！」
趣味でアロマキャンドルや石鹸とか作ってるから。
貴方「これ、沢山作って売ってる。ここの資金の一部。」
博多「本当！？だけん、材料費のかかりそうばってん？」
貴方「株もやってる。四割は材料費、六割は本丸の資金にしてる。」
前田「そうだったんですか。」
乱ちゃんたちはこの石鹸の作り方を教えて欲しいと言われたから今度一緒に作ろうと約束した。
お風呂から上がりタオルで短刀ちゃんたちの頭を拭いてドライヤーをかけてあげる。
その後に下着とパジャマを着てから大浴場から出て行く。(水色のうさ耳付きパーカーとズボン)
歩いていると物吉君と浦島君が向こうから歩いてきた。
貴方「物吉君、浦島君。」
物吉「凜華ちゃん！お風呂上がったんですか？」
浦島「凄く良い香りがする！」
二人が頭をよしよししてくる。
裏部署の女の子達にもよくされるんだけど何でよしよししてくるの・・・
恥ずかしくなってきたからパジャマのパーカーのフードを被って二人を見る。
二人(可愛い〜//////)
なんで顔を赤くしてるの？
二人に御黒の部屋まで連れていってもらい自分の部屋のベッドに寝転がり大きなハムスターのぬいぐるみに抱きついて目を閉じると眠たくなってきた。
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作者名：うさP | 作成日時：2019年3月25日 1時
