１０話 ページ12
長谷部視点
くそっ！見失った！
日が沈んできたから視界も見えずらくなっている。
機動力が高い刀剣たちを撒くとは・・・やはり只者じゃないな！
後藤「こっちにもいないな。」
今剣「けはいもけしていますね〜。」
薬研「中々やるな。」
半分の刀剣はお手上げだと声を上げている。
長谷部「諦めては駄目だ！主が帰って来る前に何としてでも捕まえなけれ「あれ？お前らそんな所で何してんだ？」あ、主ぃぃぃぃぃぃぃっ！？」
いつのまにか主が中庭の方を歩いていた。
御黒「な、なんだよ？帰ってきちゃ駄目かよ？」
長谷部「違います！中庭にいたら逃げた者が何するか分かりませんよ！？」
御黒「平気平気。一応護身術はできるから。」
長谷部「そういう問題ではありません！全く、主は何を・・・！？危ない！」
主の後ろの塀から敵の短刀が現れ主を襲ってきた。
主を守ろうとすると敵に向かって火の玉が飛んでいった。
火の玉に当たった敵は数秒で燃え尽きた。
何が起こったのか分からず固まった。主はやれやれと肩を落として火の玉が現れた方向を見て苦笑いをしていた。
主が見てる方向を見るとそこには有り得ない人物がいた。
美しい黄金の髪をなびかせ両方の瞳の色が左右微妙に違う幼さが残る美しい顔立ちの少女だった。
御黒「サンキューなリン。」
リンって博多が話していた主が恋慕を抱いている相手の名前じゃ・・・
少女は屋根から軽やかに降り主の元へ向かって後ろに隠れてこっちをじっと見ていた。
長谷部「主？どういうことかちゃんと説明してくれますよね？」(黒オーラ
御黒「え、はい；；；」(汗
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作者名：うさP | 作成日時：2019年3月25日 1時
