転生アリスの図書館生活～ヒドインも悪役令嬢も私の平穏には必要ない～ (ページ4)

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これからの計画ページ4

自分の部屋に戻った私は、これからの計画を立てる事にした。このまま妹の思い通りになんてさせないんだから！

私はずっと使われていない手帳で計画メモを作る事にした。内容が家族や妹にバレないよう、日本語で書いた方が良いだろう。

まず私は、アリスの記憶を頼りに、この家の住人達の関係を書き出す事にした。

『皆のアリスへの対応
　父→放置
　母→放置
　妹→婚約者を奪う
　婚約者→冷たい
　使用人→放置
　ペット→懐かれている』

いざ書き出してみると、アリスが不憫過ぎて涙が出そうになった。こんなに放置されているのに、その状態が普通だと思っていたのか。

しかし、家で飼っている鳥には懐かれているようだ。アリスは動物に好かれやすい体質のようで、通りかかる野良猫にも懐かれていた。

書き出した中で私が今最も警戒しているのが、妹のカトリーナだ。カトリーナは私の婚約者だけでなく、家の人からの信用や折角出来た友人達まで奪っていったのだ。

カトリーナには人の物を奪って楽しむ趣味があるようだが、何故アリスの物ばかり奪うのだろうか？

「……やっぱり、嫉妬なのかも」

私も由良の可愛さに嫉妬して、由良のリップやアイシャドーをこっそり盗った事がある。それと同じだろう。
それなら、別に共感出来なくもない。

アリスもカトリーナもお互いに嫉妬し合える位仲良しだったって事で良いでしょう！

私は勝手に納得して眠りに落ちた。