記憶喪失になった少女ー忍たまー (ページ6)

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episode 4 ページ6

潮「まぁ、よくわからん耳と尻尾はさておき、
しばらくの間なんて呼べばいいんだ？」

「わ…、私ですか？」

仙「確かに。なにか名前がないと呼びにくい」

あー、なるほど。
確かにそうかも。

「私はなんでもいいですよ…？」

七「タマ！タマがいい！」

や、それは…;;

留「おいおい、猫じゃねぇんだから…なぁ？」

食満さん、耳と尻尾を見て疑問系にするの
やめてください。

伊「んー、女の子の名前…。何がいいかな？」

みんな黙って考える。

「て、適当でいいですよ？」

七「じゃあタマ」

「私、人間ですから」

長「モソモソ…」

中在家さんが小さな声で何かを呟いた。
みんなは一斉に中在家さんの近くに寄り、
中在家さんの声を聞いた。

長「A…」

A。

ちょっとだけ照れ臭そうにしている
中在家さん。
みんなは中在家さんの考えた名前に賛成なのか
うんうんと頷いた。

留「いいな、それ！」

伊「可愛らしい名前だねっ」

「A…」

私は確かめるように新しい名前を繰り返す。

仙「じゃあA、でいいか？」

立花さんの言葉に、私は大きく頷いた。

「はい…っ！」

今から私は「A」だ。

続く

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