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またカチカチとパソコンに文章を打ち込み始めるハゲ課長に苛立ちを隠せない。
ストレスは溜まる一方。
所詮は外の世界だけが華やかな空気に包まれているだけ。
カツカツとヒールの音を響かせて席に戻ったあたしは休憩を取ろうと、財布と携帯と煙草ケースを持ってオフィスから出て行った。
…ガタン。
自動販売機の前に立って"無糖コーヒー"のボタンを押したあたしは取り出し口から暖かい缶コーヒーを取り出す。
ストレスを感じると苦いものが苦く感じなくなるっていうけど、あたしって相当重症なのかもしれない。
あれだけロマンチックなクリスマスを過ごしたいと思っておきながら、甘ったるいスイーツはめっちゃくちゃ苦手だし。
こんな無糖のコーヒーなんて飲んじゃうあたり可愛げの欠片もないドライ人間。
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作者名:みゅーな | 作成日時:2019年11月29日 23時