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中「まあ海斗はそれでいいとして、Aは?」

「え?」

中「いねえの?好きな人」



ちゃかからの視線を感じつつ、海人から少し視線を逸らす。









「…いないよ」

中「でも仲良い男はいるっしょ?」

「まあ、そう、だね、」

中「そいつらはダメなの?」

「……いや、別に、ダメってわけではないけど、」





『私はあなたがいいんです』て言える訳もなく、ちゃかに視線を送って助けを求める。





宮「……まあ今楽しいし、いいじゃんね?」

「そうだよっ、」

中「そう?」

宮「ま、俺たちは海人みたいに誰でもいい訳じゃないてこと」

中「俺も一応選んでっし!」

宮「いやお前のフィルター濁りすぎてるから(笑)」




反論を諦めた海人はちゃかのつくねを奪って食べた。


いや、仕返し子どもすぎ(笑)









でも確かに。ちゃかモテそうなのに彼女とかそれ以前に女の子の話してるの聞いたことないかも。



好きな人、いるのかな。



ちゃかと目が合ってちゃかが「ん?」て顔をして眉毛が上がる。



小さく首を振って、おかわりを頼むためにタブレットを手に取った。









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作者名:真央 | 作成日時:2020年5月21日 17時

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