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「………何か少なくない?」
指定された場所に時間通りに来たものの、そこにいたのはしめと、学生会の会長、何度か会ったことある閑也さん、そして見慣れない男の子の4人だけ。
いや、まあ、多くても肩身狭いから逆にありがたい気もするけど。
龍「いいから座って座って」
しめに促されてしめと閑也さんの間に座る。
龍「はい、この方がAさんです」
閑「いや、知ってるだろ(笑)」
「どうも」
ペコっと頭を下げると正面の2人も頭を下げた。
龍「こっちが如恵留、でこっちが松倉」
如「初めまして(^^)」
松「初めまして!」
龍「あ、まつくはAとタメだよ」
「あ、そうなんだ。よろしく」
しめの音頭で乾杯して、ご飯も来て少し場が和む。
会長は“会長”と呼ばれるのが苦手らしく、如恵留くんと呼ばせてもらうことになった。
松「俺はまつくでも海斗でも」
「かいと…」
海人と同じ名前……ちゃかもだし、3人目だ(苦笑)
龍「A?」
ボーッとしてたみたいでしめから覗き込まれた。
「…あ、ごめん。まつくにする」
如「しーくんは?何て呼んでるの?」
隣の閑也さんと目が合う。
会ったことはあるけど名前を呼んだことない、かも。
閑「何でもいいよ」
「じゃあ、閑也くんにします」
……ん?ちょっと待って、これサークルじゃなくて普通にしめの仲間の飲み会じゃない?
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作者名:真央 | 作成日時:2020年5月21日 17時