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海人side
海斗のバイトまで駅前のカフェで喋ってて、バイトに行く海斗と別れて改札に向かうとAが見えたから声をかけようと口を開いたけど、すぐ閉じた。
Aは金髪の男に頭を撫でられて、少し顔を赤くして笑ってる。
男は金髪でピアスもしてるけど、品があって落ち着いてる感じ……何か雰囲気で頭良さそうなオーラが出てる。
周りの女子高生たちもA達をチラチラ見ては『カッコいい』『え、やば』と口を押さえてる。
ふーん、あれがAの大学で仲良い男ね。
丁度一歩踏み出したとき、Aと目が合った。
A「海人、」
金髪男とも目が合う。
「よっ、」
Aに声かけて、金髪男にちょっと頭を下げると向こうも頭を下げた。
如「じゃあ、また連絡するね」
A「あ、はい。ありがとうございます」
金髪男はAに手を振って、改札の中に入っていった。
敬語てことは年上か。
A「海人何してたの？」
「ん？あぁ、海斗のバイトまで時間潰し付き合ってた」
A「そっか」
そう言って改札に行こうとするAの腕を掴む。
A「わっ、」
「飯食って帰ろ」
A「えー、じゃあラーメンがいい」
「餃子はジャン勝ちが奢りな」
A「言ったね？のった」
『絶対勝ってやる』て見上げられたからデコピンすると睨まれた。
お前の睨んだ顔なんて全然怖くねえっつーの(笑)
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作者名：真央
| 作成日時：2020年5月21日 17時
