うみくんとホワイトデー ページ37
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「おは〜、じゃあ乗って」
17時に家まで迎えに行くって連絡通り外に出たら、タクシーが止まってた。
降りてきたうみくんがドアを開けてくれて、どこに向かうのかドキドキしながら乗り込む。
『ほんとにメイクしてなくていいの？ていうか財布置いてこいとか初めて言われたんだけど』
「たっはっはっ笑 いいのいいの、大丈夫」
そう、うみくんからの指定は集合時間だけじゃなくて、すっぴんでくること、財布は置いてくることも書いてあった。
20分くらい走ってタクシーが止まったのは、うみくんがいつも行ってる美容室の前。
運転手さんにお礼を言って降りたものの、頭の中ははてなマークでいっぱいで。
うみくんはそんな私の手をひっぱりながら「よろしくお願いしま〜す」って中に入っていく。
美容師「中村くん待ってたよ〜！佐奈ちゃんはじめまして、今日はよろしくね！」
笑顔がかわいいお姉さんが出迎えてくれて「じゃあAのこと預けますね」ってうみくんに背中を押された。
『えっ？えっ？なになに？』
美容師「うん！任せて！じゃあ佐奈ちゃんはこっちに来てもらっていいかな？」
「んじゃまた後でね〜」
ヒラヒラ手を振りながら別の個室に入っていくうみくんの後ろ姿を見送って、お姉さんの後に続いて私も個室に足を踏み入れた。
『あの、私ほんとに何も知らないんですけど…』
美容師「ふふ、大丈夫だよ。中村くんから全部お願いされてるから！」
そう言ってお姉さんはまずメイクをしてくれた。
ツヤ感のある肌に少し跳ね上がってるアイライン、赤いリップが大人っぽい。
そのままヘアセットもしてくれて、これで終わりかと思いきや「じゃあこれに着替えてね！」ってワンピースを渡されて。
袖がレースになってて、全体的に淡い水色のフォーマルな感じなワンピース。
『これ、すっごくかわいい…！』
美容師「うんうん、やっぱ似合うね〜！中村くんが選んだだけある！」
『え？うみくんが？』
美容師「あっ、これ以上言ったら怒られる笑 まぁ後は本人から聞いて！私は魔法かける係だから笑」
「最後の仕上げはこれね？」って渡されたのは白いパンプス。
それを履いて出入り口の方に戻ったら、なぜかスーツを着てるうみくんが待ってた。
「お、やっぱそのワンピース似合う。髪もメイクも全部かわいいね。お姫様みたい」
俺のセンスに間違いはなかったってうんうん頷きながら、ニコニコ目を合わせてくる。
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もふ汰(プロフ) - 美紀さん» ありがとうございます！季節の変わり目なので、美紀さんもお身体ご自愛ください。 (2022年3月8日 2時) (
レス) id: 4444c9f994 (このIDを非表示/違反報告)
美紀(プロフ) - 移行おめでとですコロナに気をつけてくださいね (2022年3月5日 16時) (レス) id: 3abf21e40c (このIDを非表示/違反報告)
もふ汰(プロフ) - あやのさん» コメントありがとうございます！1番好きな作品だなんてすっごくうれしいです(Ｔ＿Ｔ)♡ これからもゆっくりペースになってしまうとは思いますが、更新頑張るので一緒に楽しんでもらえたら幸いです！ (2022年1月22日 1時) (レス) id: 4444c9f994 (このIDを非表示/違反報告)
あやの(プロフ) - リアルで読んでてニヤニヤしてしまいます！今一番好きな作品で、毎日のモチベがこの作品なので更新大変だと思いますが頑張ってください！ (2022年1月21日 23時) (レス) @page2 id: 662e31f843 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もふ汰 | 作成日時：2022年1月21日 23時
