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『…しめちゃんってそう言うセリフさらっと言うよね、心臓に悪い』
「あれ？この色嫌だった？」
ごめんねってちょっとしゅんってしながら棚に戻すから、慌てて『この色可愛いからこれにする！』って握りしめた。
「ほんと？やったー！」
ちっちゃくガッツポーズしながら喜ぶ姿を見て、しめちゃんには一生勝てないな…って思いつつ、他のコスメも見始める。
『アイシャドウも欲しかったんだよね〜、1人で来ると色味迷っちゃって決められなくて』
「A割と悩む方だもんね笑 俺も一緒に選ぶから見てみよ！」
しめちゃんは美意識が高いだけあってこの手の相談をする時に頼りになる。
『ブラウン系とテラコッタ系どっちがいいと思う？』
そう聞いたら「んー、そうだなぁ」って言いながら後ろから覗き込んできた。
私の頭のすぐ横にしめちゃんの顔があって、ふわっと柔軟剤の香りが鼻をかすめる。
横顔をチラッと盗み見たら「ん？」って微笑まれて、また顔が赤くなった。
「こっちのテラコッタ系の方がいいんじゃないかな？Aブラウン系は何個か持ってるよね？」
『うん、この前のライブでも使った！好きな色味って自然と集まっちゃうんだよね笑』
「たまには違う色味で新鮮なAをファンの人に見せてあげるのもいいんじゃない？」
しめちゃんのそのアドバイスで今回はテラコッタ系の方を選ぶことにして。
『じゃあこれ買ってくるね！』
スマホをいじってたしめちゃんに声をかけながら、リップとアイシャドウを持ってレジに向かおうとしたらスマホが鳴った。
『あ、しーくんだ』
「しず？じゃあそれ1回預かってるから電話してきなよ、急用だったら困るもんね」
そう言ってくれたしめちゃんにコスメを預けて電話できそうなスペースに移動した。
内容は明日の入り時間の確認だったから5分くらいで電話を切って。
『ごめんね、お待たせ！』
「おかえり〜」ってこっちに来るしめちゃんの手には何故かショッパー。
「はい、これバレンタインのお返し。クッキー美味しかったよ、ありがとね」
にこやかに渡された袋の中身は綺麗に包装されてて。
『え！？…あっ、ありがとう！？』
「あはは、驚きすぎでしょ笑 どうせならAが欲しいものあげたかったからさ」
『…待って、もしかしてしーくんの電話って』
そこまで言った私の唇に人差し指を当てて「さぁ、どうかな？」って微笑むしめちゃんは今日も小悪魔でした。
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もふ汰(プロフ) - 美紀さん» ありがとうございます！季節の変わり目なので、美紀さんもお身体ご自愛ください。 (2022年3月8日 2時) (
レス) id: 4444c9f994 (このIDを非表示/違反報告)
美紀(プロフ) - 移行おめでとですコロナに気をつけてくださいね (2022年3月5日 16時) (レス) id: 3abf21e40c (このIDを非表示/違反報告)
もふ汰(プロフ) - あやのさん» コメントありがとうございます！1番好きな作品だなんてすっごくうれしいです(Ｔ＿Ｔ)♡ これからもゆっくりペースになってしまうとは思いますが、更新頑張るので一緒に楽しんでもらえたら幸いです！ (2022年1月22日 1時) (レス) id: 4444c9f994 (このIDを非表示/違反報告)
あやの(プロフ) - リアルで読んでてニヤニヤしてしまいます！今一番好きな作品で、毎日のモチベがこの作品なので更新大変だと思いますが頑張ってください！ (2022年1月21日 23時) (レス) @page2 id: 662e31f843 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もふ汰 | 作成日時：2022年1月21日 23時
