ジュニア保育園 トラビス組 2

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樹先生「どうした…っと、大丈夫かぁ？」


「あ、樹先生、ごめんなさい」





とりあえず子どもたちも戻ってくるし
僕一人じゃ対処できないから、樹先生を呼んだ。

まちゅの着替えを頼んだけど「俺がここ片しとくから松倉の傍にいてやって」と優しい言葉をくれたから遠慮なく、まちゅを連れ保健室へ。





「まちゅ、もう気持ち悪いのないかな？」


まちゅ「…ﾋｯｸ…ｸﾞｽｯ…」


「お熱さん測ってもいいかな？」






しゃくりあげながら泣いて返事しないまちゅ。

先生困っちゃうな…；


いつもちゃかにするみたいに抱っこしてゆらゆらとあやす。
泣き止んでくれるといいけどなぁ…

そうこうしてるとぴぴっと鳴る電子音。






「…38.2度…まちゅアウトだね…」




僕のエプロンを力いっぱい握るから
大丈夫だよ、先生ここにいるよという意味を込めて背中をポンポンとする。







まちゅ「…ﾋｯｸ…」


「今お迎え呼んだからね、大丈夫だよ」


まちゅ「…んっ…」


「…まちゅ、いつから気持ち悪かった？」


まちゅ「…ｸﾞｽｯ…あのねっ…ﾋｯｸ…ぱぱっ、ばいばいっ…ちたのっ…」






ぱぱバイバイって…朝ってこと…？

なんで言わなかったの？って聞くと
また涙をポロポロ流して

「…せんしぇ…いしょがし…だもんっ…」って。



思い返せば確かに動きがゆっくりだったり
反応が鈍かったりしたな…

僕、忙しくて見落としてた…反省。






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