NIGHTMAREさんの拳銃指導・序章 ページ17
気が付くと、私の眼前には視界いっぱいの青空が広がっていた。
さっきまで暗い場所に居たからそれがすこし眩しくて、思わず目を瞑る。
ここはどこだろう。
仰向けになっていた体を起こして、辺りを見回した。
どうやらここは……多分草原? 近くにも家がぽつぽつとあって、遠くの方に街が見える範囲だから、多分とあるAUの都市部。
もしかしたらPルート後の地上かもしれない可能性も考えておこう。
いやあ、それにしてもここはなんだかのどか。居るだけで幸せな気分になれちゃう。
たんぽぽの綿毛すら飛ばせないくらいの優しい微風が、私の頬を撫でる__なんて言ってみたり?
起き上がろうとしたところで、私の手元に何かが当たる。
「これは……。」
持ち上げてみると、それはさっきもらった拳銃と……
「腕時計?」
?『いや違う。正しくは腕時計型通信機だな。』
「NIGHTMAREさん! つ、つまり今この腕時計越しに会話してるってことですか……というか腕時計型通信機って。これまた最先端な……」
メア『俺が作った。』
「クリエイティブ!」
メア『いや、正しくは脅して作らせたんだけどな。』
「こわいですよ!」
NIGHTMAREさんは愉快そうに笑う。な、なんだこの人……。
一応それを腕に巻いてみる。というかなんでこんなものを?
私にここまで手厚くする必要ある?
てかまずここはどこ?
私に銃の扱いを教えてくれる人って誰?
聞きたいことはいっぱいだ。
そんなわたしを見かねたのか、NIGHTMAREさんは言う。
メア『まあそんなに緊張するとこじゃない。肩の力を抜け。』
「そ、そうは言われましても……。」
メア『まずそっから見える都市に向かえ。歩きながら話すぞ。』
「は、はい。」
___
さくさくと地面を踏みしめながら歩く。
おだやかな場所だな、と二度目だが思った。
メア『まず銃だな。』
いきなりですか……。
改めて拳銃に目を向けてみると、なんというか……ゴツい。
間違えて撃ったら怖いので、指を引っ掛けるとこ? には手をかけないでおいた。
メア『別にそのまま触ったらすぐ撃たれるとかじゃない。魔法である程度の制御はしてある。』
「魔法すげ〜……。」
メア『いずれお前にも制御できるようになってもらうからな。』
「は、はい!」
覚えることは多そうだ。
NIGHTMAREさんの拳銃指導・終章→←銃なんて持てない!怖いよ!
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maria - あいしてる・・・・DSインクさま・・・なのでふんでください。見下してください。おねがいします。ドリーム様が好きなとことかも愛してます←変態。変質者。 (2022年12月14日 23時) (レス) @page21 id: 2d8c9edfbf (このIDを非表示/違反報告)
匿名 - mariaさん» DS!INKくん、結構夢主ちゃんと関わりが深くなる”予定”なので楽しみにしててくださいね!() 本家DREAMくんとも会わせる予定なので、それはその時が来てからのおたのしみです〜 (2022年12月14日 8時) (レス) id: 5692a141a2 (このIDを非表示/違反報告)
maria - どりーむいんくだぁ・・・早く見たいあいしてるっそれと夢主DSもOKなら本家のドリームの場合どうなるんだろう (2022年12月14日 5時) (レス) @page20 id: 2d8c9edfbf (このIDを非表示/違反報告)
これはお咲さん - いや、きっと私達がたとえばメアさんとクロスが同時に好きになってしまった〜みたいなあの現象よ、きっとそうよ (2022年12月7日 7時) (レス) id: 3b1cb8dcad (このIDを非表示/違反報告)
匿名 - 夜叉さん» さあ、それははてさて一体どうなんでしょうね?夢主ちゃんにはどうか一途でいてほしいものです〜() (2022年12月6日 21時) (レス) id: 5692a141a2 (このIDを非表示/違反報告)
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作成日時:2022年10月31日 14時