【刀剣乱舞】短編詰め (ページ6)

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罰ゲーム(明さに) ページ6

「よっしゃー！！！国行の負け！！」

「あーあ、負けてしもうたわ」

「じゃ、国行罰ゲームな！罰ゲームは______」

「あー主は…さん」

なんだかぎこちない様子で明石が話しかけてきた。いつも"主はん"と気だるげに呼んでくるのに、疑問に思って問いかけた。すると、ため息をつきながら語る。

「罰ゲーム、ってやつです。国俊に関西弁禁止って言われまして」

今日1日出来れば誰とも話したくないという空気がヒシヒシと伝わるその様子は、思わずこちらが苦笑いを浮かべるほどである。でも、新鮮でこれはこれで悪くない。いつもの気だるげな感じは固めの敬語で緩和されている。物静かな好青年といった印象だ。そう伝える。
明石は一瞬キョトンとした顔をしたが、その後すぐに表情がくるりと変わる。目を細め、まるで愛おしい人を見るような熱の篭った視線がこちらを射抜く。

「そう？あんたにそう言われるなら悪くないかも」

ぐっと顔が近づいてくる。顔が熱い。

「意識、してる？」

ああ、だめだ。逃げられない。

「あんたに意識して欲しくて話しかけたって言ったら、どうします？」