・ ページ10
kn「……ゾムやったら、ハルのことどうするんや。」
zm「俺やったら、動物病院に連れてくで。」
sha「でも、シッマはハルを病院に連れてったんよな?」
俺は頷く。
shp「そもそも、ハルのこと『これは拾った犬です』って言ったんすか?」
……言ってないわ。
shp「……え、言ってないんすか?」
tn「じゃあ、どうやって怪我とか病気とか見てもらったん?」
kn「ええーっと……」
……何て言ったんやっけ。
kn「すまん、覚えてないわ。」
sha「なんでやねん!」
zm「取り敢えず、さっきも言うたけどハルは飼い犬の可能性はあるで。」
ゾムが口を開く。
……せやな。
kn「……すまんけど、一旦一人で考えさせてくれ。」
俺はハルを見ながら呟く。
zm「……分かった。どうするか決まったら連絡しろよ。」
tn「まあ、ゆっくり考えてとき」
sha「せやで、取り敢えずこのピザ持ち帰るな。」
shp「あ、後3切れぐらい下さい。」
ガヤガヤしていたリビングには、あっという間に静けさをもたらした。
kn「……ッはあ〜……。」
俺はソファーに引き寄せられるように近づく。
そのままソファーの上に寝っ転がった。
天井を見上げる。
……ハルは、飼い犬なんやろうか。
それは有り得ないハズやろ。
やって、定時よりも少し遅れて帰宅してたときにダンボールの中に空腹状態でいたんやで?
これで捨て犬やなかったら可笑しいやろ。
……犯罪。
ゾムの声が頭に響く。
ふと左に視線をやると、ハルがこちらを見ていた。
何も吠えずに、黒色の瞳で。
俺は無意識に手を伸ばす。
すると、ハルはこちらに来て吠えないまま擦り寄った。
kn「……ハルは、どこから来たんや……?」
そっと呟くと、ハルは俺から離れてどっかに行ってしまった。
kn「……はあ。」
俺は深い息を吐いたあと、眠気に襲われた……。
549人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「wrwrd」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
キーナコチモ(プロフ) - 魔夜さん» コメありがとうございます!そう言って貰えて嬉しいです! (2021年7月14日 17時) (レス) id: 0743c30b41 (このIDを非表示/違反報告)
魔夜(プロフ) - コメント失礼します、めっっっさ癒される…!!ありがとうございます (2021年6月29日 19時) (レス) id: 32b652fdb6 (このIDを非表示/違反報告)
あんこお - 愛さん» 読んで頂きありがとうございます!ぜひやりましょ! (2021年5月3日 10時) (レス) id: 33306f1976 (このIDを非表示/違反報告)
愛(プロフ) - プロセカ僕もしたいナー誰か一緒にやってくれないカナー|・ω・*)チラ (2021年5月1日 21時) (レス) id: 96009e0c9c (このIDを非表示/違反報告)
わらび餅ィ(プロフ) - あんこおさん» おぉ、嬉しいっす! (2021年3月19日 23時) (レス) id: 747d5d9f6d (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:キーナコチモ | 作成日時:2021年2月21日 13時