ちっちゃい彼らは今日もかわいい。

27話　平和だね！ ページ40

『…えと。』

ライブ「…俺にも、よく分からないんだけど…」

エビル「怖。」

「オモチャのバイスタンプを押してみるドッキリ」をライブに仕掛けてみたら、見事に引っ掛かったのが先ほどのこと。

今、私たちは、現れた小さなジャッカルバイスタンプとにらめっこしてる。

ライブ「んー…」

…あー、真剣に悩んでるライブかわいい…。

ライブ「Aちゃんは、どう思う？」

『え、私？』

ヤバい、ライブに見とれてた(全く考えてなかった)。

エビル「…ルビが…」

ライブ「メタいよ！？」


『…どうしたものか。』

ライブ「なんかちょっと怖いな…突然出てきたし。」

エビル「試せばいいじゃねーか、ほら。」

ライブ「え、やだよ！もしプロトのスタンプだったらどうするんだよ！」

エビル「うっすらと顔あるから違うだろ。」

『言い方怖いな…エグゼイドね？』

(※プロトのスタンプっていうのは、狩崎さんがまだ調節してないスタンプ。デッドマンズが、人間に押して悪魔を分離させてたときに使ってた。)

ライブ「うーん…でも…万が一のリスクは捨てられないし…もしあれがこーなったr」

エビル「いいから試せ。」

［ジャッカル！］

［コンファームド！］

ライブ「うわぁぁぁぁぁっ！？！？」

スタンプを起動させ、強制的に(ライブの)ベルトにセットしたエビル。

ライブ「ちょ！待って！心臓に悪い！！」

エビル「わーもうセットしちゃったなー、もう変身するしかないなー、わりーな大二ー(棒)。」

『棒読みえっぐ。』

ライブ「うぅっ…も、もうどうにでもなれ！変身！」

涙声で言い、変身するライブ。

ぴかっと輝き、目が眩む。

しばらくして恐る恐る目を開くと、そこには…



















『きゃぁっ！かわいいっ…！！』

ライブ「ぶ、無事でよかった…。」

ジャッカルゲノムに変身した、ライブがおりました。

安堵の声をこぼすライブを、とりあえず眺める。

『かわいい。かわいい。ネコ耳かわいい。』

ライブ「ジャッカルは犬だけどね。」

『あれ、そうだっけ。』

かわいいからよし。

エビル「…全く…なんでそんなに安堵してんだか。」

ライブ「なんでだと思う？(怒)」

怒気を含んだライブの声に、そっぽを向いて逃げ出すエビル。

それを、ジャッカルゲノムならではの俊足で追いかけるライブ。






…うん。








『…平和だね！』

ライブ&エビル「「どこがだよ！！」」



とりあえず動画撮っておいた。

28話　命を懸けてかくれ鬼！→←第４章・ゲノムチェンジ！変身、ライブ&エビル！

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