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【な、なんだァ！？どーした常闇ィ！！】
プレゼントマイク先生の混乱したような声が会場を揺らして、私たちの間にも困惑が走って行く。緑谷ちゃんが手元のノートをぎゅうっと握って、身を乗り出した。
「え！？い、いま常闇くんになにか当たった！？」
「けど、Aちゃんの攻撃はぜんぶ‥‥」
お茶子ちゃんも目をぱちぱち瞬かせながら、私と顔を合わせる。
はっとAちゃんの方を見やった瞬間、Aちゃんはぐっと口を一文字に結んで、棒状シールドからぱっと手を離した。
★
＜な！踏陰！大丈夫か！？＞
「(なんだ！？なにかに背後から殴られた！？)」
守沢の攻撃は全く的外れの方角へ飛んでいき、自身の横を通り抜けていったはず。なのに、突然後頭部をなにかに殴られた、ぐわんっと脳が揺れる。なんとか足を踏み留めて、そのままの勢いで顔を上げた。
「ぐっ‥‥ダークシャドウ！守沢を！」
＜！ しまった＞
ダークシャドウがもう一度守沢の方へ、顔を向けた瞬間には、守沢はもう棒状シールドから手を離していた。
★
「三日月型に紛れて、気が付かなかったよね」
ダークシャドウに再び手を伸ばされる前に、ぱっと棒状シールドから手を離す。焦ったような表情のダークシャドウ、これで邪魔はもう入らない。
「(ブーメラン型！正直ぶっつけ本番だったけど、うまく作れてよかった！)」
落下していくまま、両腕を頭上へ振り上げる。
大きく、三奈ちゃんを吹っ飛ばしたときみたいに大きな、丸型！これを常闇くんに当ててしまえば、場外まで吹っ飛ばせる。
正直ものすごい乱暴な方法だけど、強い常闇くんにはこれくらいのごり押しじゃないと私じゃ勝てない。状況が混沌としている今なら、勝てる！
「いっけーーーーー！！！」
「ダークシャドウ！」
「！」
丸型シールドを振りかぶった瞬間に、ダークシャドウに腰のあたりを掴まれた。がくんっと衝撃が伝わって、丸型シールドが私の意識から離れ、地上に落ちていく。ガシャーン！けたたましい音をたてて、水晶玉が割れたみたいに破片が転がった。
「っ！？」
＜捕まえたぜｪ！＞
「ダークシャドウ！腕を拘束しそのまま場外へ！」
＜あいよォ！＞
「きゃ」
ぐるぐると腕ごと体をダークシャドウに拘束される。抵抗する間もないまま、私は体を場外の地面へ触れさせられ、そのまま地面へと放り出された。
「いたっ‥‥」
＜あ、わ、わるい。つい熱くなって‥‥＞
「守沢さん場外！常闇くんの勝利！」
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千歳(プロフ) - ナモミールさん» ひえー！ありがとうございます！うんうん考えながら書いているので嬉しいです！尾白くんはもう主ちゃんちょっと気になってる感じですね、たぶんUSJ辺りからです。どうなるかどうか一緒に見守ってください！ありがとうございました！ (2020年3月27日 23時) (
レス) id: f6f8db44cb (このIDを非表示/違反報告)
ナモミール(プロフ) - 凄く面白いです!あまり尾白君の出番がある作品はほぼ無いので凄く好みです…!個人的には夢主ちゃんのお相手になったら…(←図々しくてすみません) (2020年3月24日 1時) (レス) id: fc525afbc4 (このIDを非表示/違反報告)
千歳(プロフ) - orangeさん» ありがとうございます！私得だけだと思って書いたんですが、楽しんで頂けてとても嬉しいです。これからもよろしくお願い致します！ (2019年8月22日 16時) (レス) id: f6f8db44cb (このIDを非表示/違反報告)
orange(プロフ) - 続編おめでとうございますー！一番最初の方にオマケ（？）みたいな感じで載っていたお話、とっても面白かったです！更新応援していますー！ (2019年8月22日 9時) (レス) id: 59138960e1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：千歳 | 作成日時：2019年8月4日 21時
