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轟くんが作った氷壁が撤去され、サクサクと対戦は進んでいく。上鳴くんとB組の塩崎さんとの対戦は上鳴くんが個性の使いすぎであっさりと塩崎さんに倒されてしまった。
それに対してサポート科の発目さんと飯田くんの対戦は、こう言っては飯田くんに申し訳ないがとても面白い。
発目さんが解説してくれるサポートアイテムはどれも興味深いものばかりだった。
「すごい････発目さんは本当に作るのが好きなんだね････」
「ケロケロ、そうね。飯田ちゃんはすごーく怒ってるけど････あら？Aちゃんそろそろじゃないかしら？」
「あ！」
「そだよー守沢！あたしとだかんね！はやくいこ！」
「あ、う、うん！」
三奈ちゃんに急かされ慌てて立ち上がる。ぱたぱたと駆けていく私たちを梅雨ちゃんがひらひらと手を振りながら見送ってくれた。
「(あ････お茶子ちゃんに頑張ってねって声掛けてくるの忘れちゃった･･･)」
「守沢っ友達だからって遠慮も手加減もなしだからね！あたし、守沢と勝負できるのすっごい楽しみだから！」
「！ う、うん！もちろん！」
「あはは！守沢焦りすぎ！あ、あたしこっちだ。じゃ、またフィールドでね！」
ぱっと手を振って反対側へ駆けていく三奈ちゃんの背中に思わずきらきらとした視線を送ってしまう。
「三奈ちゃん、かっこいい･･･」
★
【オイオイオイお前らダレてきてんじゃねーーかーー！！？次は女子2人だぜ！！目ん玉こじ開けて喉ぶち破って応援しやがれよォ！？】
わぁっとした歓声に迎えられて、私は震える足を隠せないままフィールドに降り立った。たくさんの歓声と人の多さにくらくらする。
【大人しめな外見に騙されるな！？鉄壁防御シールドガール守沢Aーーーーーーー！！！！】
「(ひぇっ！？なにそれ！？)」
プレゼントマイク先生の口上に思わず冷や汗が流れてしまう。観客席が沸き、私を指差したりなにかこちらに叫んでいる人なんかもいる。こ、怖い。たくさんの人の視線が、ううん落ち着いて、私は少しでも成長した姿を打上先生に見せるだけ。
考えない、考えない････！
【同じくA組。高い身体能力と強力な酸がさいきょータッグだぜ！？芦戸三奈ーーーーーーー！！！！】
「守沢ーーーー！！負けないかんね！」
「！」
三奈ちゃんがこちらに手を振ってくれる。その屈託ない笑顔に緊張が溶かされて、私も思わずにっと笑い返した。
「うん！」
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千歳(プロフ) - ナモミールさん» ひえー！ありがとうございます！うんうん考えながら書いているので嬉しいです！尾白くんはもう主ちゃんちょっと気になってる感じですね、たぶんUSJ辺りからです。どうなるかどうか一緒に見守ってください！ありがとうございました！ (2020年3月27日 23時) (
レス) id: f6f8db44cb (このIDを非表示/違反報告)
ナモミール(プロフ) - 凄く面白いです!あまり尾白君の出番がある作品はほぼ無いので凄く好みです…!個人的には夢主ちゃんのお相手になったら…(←図々しくてすみません) (2020年3月24日 1時) (レス) id: fc525afbc4 (このIDを非表示/違反報告)
千歳(プロフ) - orangeさん» ありがとうございます！私得だけだと思って書いたんですが、楽しんで頂けてとても嬉しいです。これからもよろしくお願い致します！ (2019年8月22日 16時) (レス) id: f6f8db44cb (このIDを非表示/違反報告)
orange(プロフ) - 続編おめでとうございますー！一番最初の方にオマケ（？）みたいな感じで載っていたお話、とっても面白かったです！更新応援していますー！ (2019年8月22日 9時) (レス) id: 59138960e1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：千歳 | 作成日時：2019年8月4日 21時
