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「私、ここに来るまで何となく日々をぼんやり過ごしてたけど、ここでの日々は1つ1つが楽しいです。皆さんのこと本当に尊敬していますし、憧れてます･･･」
初めてここまで気持ちを話してしまったような気がする。けれど、鬱さんの優しい声音と軽く暖かい視線が何となく私を安心させたから。
「･･････････あかんわ、そんなんされたら」
「え？」
「酷いこと出来ひん。あーーーー････」
鬱さんは私から手を離し、両手で顔面を覆ってくぐもった声を上げた。キョトンとしてしまう私はどうしたらいいか分からずに、鬱さんの隣でおろおろすることしか出来ない。
「そっかぁ。Aちゃんはもう、俺らをそんな大切に思ってくれてるんやね」
「す、すみません！私なんかが･･･、！」
慌てる私に鬱さんは、ふっと笑って「あーあ、」とだけこぼすともう一度私に向き直った。
「Aちゃん、もうどこまでグルッペンに話を聞いてる？」
「え？」
「両親のことを教える約束、もうどこまで聞いてんの？」
「あ、えっと、父と母がどんな人だったのかというお話を･･･私、両親の記憶がほとんど無いので･･･」
「･･･なるほど？良かったなぁ、嬉しかったやろ」
「はい！父と母の話をしたのなんて久しぶりで」
「ふふ、Aちゃんはほんまにええ子やな」
「？鬱さん･･･？」
鬱さんが目を細めて私の髪に軽く触れた。するりと指に絡めて、そのまま抜けていく。
「Aちゃんが俺らを大切に思ってくれているように、俺もAちゃんのこと、大事に思ってるよ」
優しい声音と、暖かい視線はさっきと変わらないのに、
「っ･･･！」
どこか、。
「ええ！？ここは照れるんやね！？」
「あ、そ、その･･･」
「Aちゃんは難しい子やな〜。････っとと、ごめんなAちゃん、そろそろ時間やわ。この後、マンちゃんのとこに行かなあかんねん」
「はいっ、私はこれで失礼します！」
バッと立ち上がって、ジンジャエールはどうしようと一瞬固まれば持って行ってもいいと言ってくださった。有難く頂戴する。
「そ、それでは！」
失礼だとは思ったが、熱を抑えきれずに小走りで鬱さんの部屋を後にした。
★
「････マンちゃん、おるんやろ」
「ありゃあ！バレてた？」
資料室の扉が開き、あっけらかんとした様子でオスマンが現れた。全く悪びれた様子がない。やれやれ、とため息をついて鬱はジンジャエールのペットボトルの蓋を開けた。
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千歳(プロフ) - 夜空(主にDS)さん» 私も好きです‥‥！２回書くくらい！(笑)ありがとうございます。書き溜めていた分が思ったより多くて偉い量になりました！そうなんです‥‥この話ややこしくて長いお話なのです‥‥そういう訳わからない設定を作るのが昔から好きでして‥‥！ (2019年9月25日 22時) (
レス) id: 3a13f3dc2e (このIDを非表示/違反報告)
夜空(主にDS)(プロフ) - お酒…そういう話好きなんですよね〜(夢主が酔っちゃう系結構好きッス)あと、更新お疲れ様です！こんなにたくさん更新してて尊敬しましたwそれと、夢主の両親の過去(?)が思っていたより深くてどうやったらこんな思いつくんだと思いましたw (2019年9月24日 2時) (レス) id: 1e511e327c (このIDを非表示/違反報告)
千歳(プロフ) - 夜空(主にDS)さん» そうなんですね･･･！読んでいただけて光栄です。感想いただけてこちらこそお陰で力になります！ありがとうございます！本当にややこしくいお話なのでお付き合いいただければと思います！こちらこそまたお待ちしております！ (2019年9月22日 0時) (レス) id: f6f8db44cb (このIDを非表示/違反報告)
夜空(主にDS)(プロフ) - 千歳さん» いえいえ！(o^^o)最近、我々だ！への愛(?)が増してきててそれで調べてたら出てきたので拝見してとても一人で発狂してました((面白さとか込みでwはい！またコメントすると思うのでそのときは、よろしくお願いします！ (2019年9月21日 22時) (レス) id: 1e511e327c (このIDを非表示/違反報告)
千歳(プロフ) - 夜空(主にDS)さん» 初めまして！こんなに長くややこしい話をここまで読んでくださり、ありがとうございます！嬉しいです･･･！私もそこは書いていて楽しかったですwありがとうございます、まだまだ続くのでよろしくお願い致します。 (2019年9月21日 18時) (レス) id: f6f8db44cb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：千歳 | 作成日時：2019年5月19日 4時
