タイトル未定 Ⅰ (ページ18)

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ちっちゃい"死" ページ18

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『＿＿＿＿セックスってね、ちっちゃい"死"なんだって』

樹「………死？」

『うん。昔のお偉いさんが言ったんだよ』

事が終わり、疲れ果ててベッドに寝転んだ彼に話しかけた

『"死"ってさ、死ぬのが怖いって言う人いるじゃん。』

樹「まあ、皆生きたいからね」

『それと同じでね、そういう行為って、止められない恐怖があるでしょ？快楽に身を任せてさ。どうなるか分かんないじゃん。もしかしたら余りの快楽に死んじゃうかもしれないし、一晩中求め続けるかもしれない』

樹「…………うん、？」

『私にとってね、こういう行為は"生き様"なんだ。極限の幸せ。なんでも忘れられる』

樹「…………Aは、さ」

『うん？』

少し冷えた彼の手が私の背中にそっと触れる

樹「"コレ"がある限り、ずっと死にたいって思うの？」

『………………うん。そうだね。』

彼の指でなぞられるもの。

それは背中いっぱいに広がったもので、

私の汚い過去＿＿＿＿

＿＿＿＿＿

作者のやる気を出させる為に

良ければ評価の方宜しくお願いします(⋆ᴗ͈ˬᴗ͈)”