タイトル未定 Ⅰ (ページ12)

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ばれた？ページ12

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『………………………ん？？』

壱馬「いや、だから、なんでAちゃんの髪から樹の匂いがするん」

スタッフさんに聞こえないように、
ゆっくりと顔を耳元に近づけ、そう囁かれる

『………気のせいでは。』

壱馬「前樹がスマホ置きっぱでトイレ行った時LINEの通知にAちゃんの名前あったんよね」

『……………………………気のせい気のせい』

壱馬「何？ヤッたん？」

『っ！うるっ、さい！』

心臓ばっくんばくんしてる私に対して余裕そうに喋るもんだからイラッときて彼の肩を勢いよく押す。

壱馬「うおっ、、と～、笑」

『立場逆転。』

今度は私が壱馬くんに覆い被さる

スタッフ「いいねぇ二人共！！最高！」

『そうですか？？まあ、"仲良い"んで。ね？？』

壱馬「いや別に『ね？？』……はい。笑」

そこからはまあ地獄。

キッチンで一緒に料理してる時はバックハグしてきて耳元でさっきと同じ事言ってきたり。

お風呂上がりをイメージして私が濡れた壱馬くんの髪を後ろからドライヤーで乾かしていたら

壱馬「お、かっこええなあやっぱ」

『っ！！！こんっのやろう……』

わざとgoogleで藤原樹って調べたりしてるし。

残念なことに命綱のマネちゃんは不在だし。

スタッフ「それじゃあラストベッドシーンいきまーす！！」

そんなこんなで迎えたラストカット。

………こんな状況で彼と寝転ぶとか、憂鬱

壱馬「ほら、はよ来て」

『、はいはい』

まずはお互い見つめあって寝転ぶだけ。

壱馬くんの手は私の腰にそっと添えられてる

薄い布の○○○を身に纏ってるだけだから妙に感覚が伝わって嫌な感じ。

顔つきも大人っぽくて、色っぽい

だからこそ変にド○○キする