第71松 ページ21
A目線
全てを思い出した瞬間、一松に恐怖を覚えた。
獲物を狩るような笑みでニタリと笑う一松に私は手足が震えるような感覚になった。
あの人は、私の旦那さんじゃない。
私の恋人であり、私をついこの間まで閉じ込めていた人なんだ。
「…A、思い出しちゃったの？…悲しいなぁ」
悲しいと言いつつも、一松は笑顔を一切崩さず持っていたナイフに力が入る。
カラ松とチョロ松は身構え、私を守るような姿勢になる。
「A、僕たちが時間稼ぎしておくから、逃げて！」
「！？２人はどうするの！？」
「…俺たちは後から追う。だから…逃げろ」
「そして、おそ松兄さんに会ったらあの日記で元に戻してほしい！…だから、逃げて！！」
「………わかった…！」
そう言うと、私は地面を蹴り、勢いよく走り出した。
「…チッ、僕のAを逃がしやがって」
「さぁ、一松最終ファイトといこうじゃないか」
「そうしたいんだけど、僕はもうヘトヘトじゃない？体力的にも限界だし」
「…だからなに、降伏するの？」
「誰も降伏するとは言ってないよ。…そうだなぁ、ここは１つゲームで決めない？」
「「ゲーム？」」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 45人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ふじいろ - 良すぎて涙出てきた完結おめでとう (2021年4月2日 18時) (
レス) id: b0ac4dc4e8 (このIDを非表示/違反報告)
天城 美依(プロフ) - レミリアさん» ありがとうございます！！ (2018年3月26日 11時) (レス) id: 6a5ae3df9e (このIDを非表示/違反報告)
レミリア(プロフ) - 完結おめでとうございます！ (2018年3月26日 11時) (レス) id: 3f2839ebb0 (このIDを非表示/違反報告)
天城 美依(プロフ) - 殺松さん» 教えて下さりありがとうございます！今初めて気がつきました(苦笑)ありがとうございます！ (2018年1月29日 18時) (レス) id: 6a5ae3df9e (このIDを非表示/違反報告)
殺松(プロフ) - あの、バットエンドの最後のセリフが「アイテル」になってますよ！ (2018年1月29日 16時) (レス) id: 79a3e216e9 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：天城 美依 | 作成日時：2017年12月5日 23時
