ヤンデレ一松続編 (ページ5)

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第55松ページ5

A目線

「！！」

私は大きな声で叫ぶと、一松は目を見開いた。

直後、ショックを受けたかのような顔で私を見つめる。

しばらくの間、一松は下を向いたままだったがふと顔を上げた。

「嫌い…かぁ。嫌いね…嫌い…ハハッ」

「い、いちまつ？」

「アハハハハハハハハハハハハハハッ！！！」

一松はまるで人形が突然狂ったかのような笑いを上げた。

乾いた笑いは私の心を刺したようなきがした。

そして一松は持っていた日記とペンをポケットに直し、変わりにナイフを取り出したかと思えば突然、床に叩きつけた。

ナイフは「カキンッ」という高い音と共に破片が飛び散った。

「そっかぁ…嫌いなんだぁ…僕のこと憎い程嫌いなんだね…！」

「え、いちまつ！？」

「僕と事が好きじゃないAはイラナイ。今すぐ排除してやる…アハハッ」

一松は私の喉を掴み、力を入れた。

かとわ思えば一松の手から力が抜け、そのまま手を私の頬に当てた。

恐怖のあまりビクビクしていると一松は耳元で囁く。

「安心して… 殺したりなんかしないからさ」

「な、なにをするの…？」

「今のAを消して新しいAを造る…いい考えでしょ…？アハハッアハハッ…」

一松の不気味な笑みは私を怯えさせるのには十分な笑いだった。

そして一松はふとポケットから何かを取り出した。

「はい、あーん」

「え…？」

何がどうなっているのか分からずに口を開けていると、一松は私の口に目掛けて白い何かを放り込んだ。

吐き出そうとしたが、一松のキスにより私はつい飲み込んでしまった。

そして数秒後、私は突如深い眠りに襲われた。

．

「僕好みのAにしてあげる…アハハッ…」