第47松 ページ47
A目線
…今、何時だろう。
朝かな、昼かな、夜かな。
今日は何月何日何曜日だっけ。
「…分かんないや」
私は今、あの例の豪華な椅子(玉座)に座っている。
端から見れば、お嬢様気分を味わっている女王様に見えるだろう。
しかし、決してそうではなかった。
あの後、何故か足と手に付いていた鎖が外れ、私は自由に行動出来るようになっていた。
まぁ、外には出られなかったけど…。
そして、ふとあの椅子が気になってつい、座ってしまった。
すると地面(床)から突然、深緑色のツタがニョロニョロと生えだし、私の手足の動きを封じられてしまった。
「こんなもの、所詮植物だろう」と嘲笑しながらツタを振り解こうとしたが、見事ガッチリと固定されており、脱出不可能となってしまった。
まぁ、私が警戒せずに座ったのが原因なんだろうけど。
「なんかまるで囚われているお姫様みたいだなぁ」
「僕にとってAはお姫様だからね」
顔を見上げると、いつの間にか一松が立っていた。
その表情は、「引っ掛かったな」とでも言っているような悪戯な笑みを浮かべていた。
「い、一松！！このツタ何！？外して！」
「え？やだよ。ていうかAが自分で座ったんでしょ」
すると一松は赤色の絵の具がついたナイフをそこら辺に捨てた後、私の頬を優しく撫でた。
「本当に囚われているお姫様みたいだね。綺麗だよ、A」
「きっ、きれい…？」
「うん、とっても」
そう言うと、一松はポケットから何かを取り出した。
そしてそれを私の頭につけた。
「こ、これなに？」
「何って、薔薇だよ。綺麗でしょ」
私の髪には紫色の薔薇が一輪あった。
「本当は赤色の薔薇が良かったんだけど、僕の色に染めたかったから紫色にしたんだ」
「あ、ありがとう…？」
「どう致しまして」
そう言うと一松は私の唇にキスをした。
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りぃ - 一松「orrrrrrrrrrrrr」自分「wwwwwwwww」 (2019年7月9日 23時) (
レス) id: a6e4e287d1 (このIDを非表示/違反報告)
天城 美依(プロフ) - 凛さん» 教えて下さり、ありがとうございます！頑張ります！ (2018年1月9日 16時) (レス) id: 6a5ae3df9e (このIDを非表示/違反報告)
凛(プロフ) - 26松の19行目(文字だけ数えて)の(名前)が(何名前)になってしまっていましたよ(´・ω・｀)これからも頑張ってください！ (2018年1月9日 15時) (レス) id: 7375f033bb (このIDを非表示/違反報告)
曖那 - トド松の発言www (2017年12月31日 17時) (レス) id: b59e7160ce (このIDを非表示/違反報告)
SIRURU(プロフ) - このお話大好きです。更新頑張ってください！続き待ってます！ (2017年11月12日 10時) (レス) id: 959e10f006 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：天城 美依 | 作成日時：2017年8月1日 6時
