第41松 ページ41
A目線
３人を探すこと1時間が経過した。
午後9時。
未だ３人は見つからないし、連絡も入ってこない。
トド松に電話をしてみるが、応答は無しだった。
「A、連絡入ってる？」
「入ってない…どうしよう、誘拐されたのかな」
「いや、流石に二十歳超えの成人男性が誘拐される訳ないでしょ」
「だと良いんだけど…」
このまま見つからなければ、非常にマズい。
あの３人が夜遊びしに行くわけないし…。
パチンコ屋も競馬場も居酒屋も探したがどこにもいない。
一松が行きそうな路地裏も、十四松が行きそうな公園も、トド松が行きそうなスタバァもいなかった。
他思い当たる所と言っても中々思い出せなかった。
「チョロ松！次はあそこの店に…」
再び走り出そうと思い、チョロ松の方を向いた。
しかし、チョロ松の姿はどこにもなかった。
逃げた…？
いや、あんなごくわずかの時間で逃げられる訳がない。
まるで瞬間移動したかのような…。
「チョ、チョロ松ー？どこー？」
呼んでもチョロ松は現れず、私の声だけが虚しく空へと消えていった。
そんなときだった。
「っ！！？」
後ろから誰かに掴まれ、布のようなもので私の口を塞いだ。
振り解こうとするも、力の差がありすぎて抵抗出来なかった。
私はそのまま無抵抗で下へと崩れていった。
「……つかまえた」
***
「ふわぁ〜ぁ…」
「だらしないぞ、おそ松」
そう言ってカラ松は俺の頭を軽く小突いた。
Aたちが探しに行ってから1時間が過ぎた。
未だ他の兄弟は帰ってこない。
「…カラ松、俺も探しに行ってくるわ」
そう言い、立ち上がろうとするとカラ松は俺の服の裾を引っ張った。
「チョロ松が『待っとけ』と言ってただろう、それに今は父さんも母さんもいないんだ。松野家は俺たちに任せられてるんだぞ」
「そうは言うけどねー…ていうかお前１人でも守っていけるんじゃね？ゴリラだし」
「最後のゴリラは余計だ、おそ松」
そんなやり取りをしていた時、玄関が開いた音がした。
誰か帰ってきたんだろう。
そう思い、俺とカラ松は同じタイミングで部屋を出ようとした。
少々駆け足で玄関にへと向かった。
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りぃ - 一松「orrrrrrrrrrrrr」自分「wwwwwwwww」 (2019年7月9日 23時) (
レス) id: a6e4e287d1 (このIDを非表示/違反報告)
天城 美依(プロフ) - 凛さん» 教えて下さり、ありがとうございます！頑張ります！ (2018年1月9日 16時) (レス) id: 6a5ae3df9e (このIDを非表示/違反報告)
凛(プロフ) - 26松の19行目(文字だけ数えて)の(名前)が(何名前)になってしまっていましたよ(´・ω・｀)これからも頑張ってください！ (2018年1月9日 15時) (レス) id: 7375f033bb (このIDを非表示/違反報告)
曖那 - トド松の発言www (2017年12月31日 17時) (レス) id: b59e7160ce (このIDを非表示/違反報告)
SIRURU(プロフ) - このお話大好きです。更新頑張ってください！続き待ってます！ (2017年11月12日 10時) (レス) id: 959e10f006 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：天城 美依 | 作成日時：2017年8月1日 6時
