第39松 ページ39
A目線
「十四松、ちょっといい？」
「うん！どうしたの？一松兄さん！」
「こっちおいで、良いものあげる」
そんな会話をしながら一松と十四松はどこかへ行ってしまった。
珍しく一松は笑顔だった。
十四松も久しぶりに一松にかまってもらえたのが嬉しくて、喜んで跳んでいった。
「ひまだなぁ…」
「今日はAは休みだから暇なんだね」
「うん。チョロ松は毎日暇だもんね」
「うっせ、僕だって毎日就活してるんだから」
「どーだか(笑)」
２人でそんな会話をしていると、襖が開いた。
満足気に一松はそこに立っていた。
そして私はあることに気づく。
「あれ？十四松は？」
「あ、本当だ。十四松兄さんは？」
「良いものをあげたら、喜んでどっか行った」
なるほど、だから十四松がいないのか。
それにしても良いものってなんだろう。
アメとかバットとかかな。
「一松、良いものってなに？」
「これだよ」
そう言って一松はポケットから黄色のアメ玉を取り出した。
レモン味のアメ玉だから十四松が喜んだのかな。
そして一松はアメ玉をポケットにしまうと、今度はトド松の所へ行った。
「トド松、ちょっと手伝ってくれない？」
「いいけど…何？何か怖っ」
そう言いながらトド松は渋々立ち上がり、一松の後をついて行き、襖が再び閉められた。
再び静寂が訪れたかと思えば、チョロ松が口を開けた。
「一松のやつ、何考えてるんだろうな」
「さぁねー、俺も良くわかんねーわー」
「一松が心配だな…」
そう言いながら３人は心配そうな表情をしていた。
心配しているのは３人だけではない。
勿論私もどこかで心配していた。
十四松はアメ玉でテンションが上がってどこかへ行ったのは分かるが、どうしてトド松も…。
よく分からないが、ここはあえて待ってみよう。
少し心配だけど…。
そう思い、私は再び雑誌に目をやった。
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りぃ - 一松「orrrrrrrrrrrrr」自分「wwwwwwwww」 (2019年7月9日 23時) (
レス) id: a6e4e287d1 (このIDを非表示/違反報告)
天城 美依(プロフ) - 凛さん» 教えて下さり、ありがとうございます！頑張ります！ (2018年1月9日 16時) (レス) id: 6a5ae3df9e (このIDを非表示/違反報告)
凛(プロフ) - 26松の19行目(文字だけ数えて)の(名前)が(何名前)になってしまっていましたよ(´・ω・｀)これからも頑張ってください！ (2018年1月9日 15時) (レス) id: 7375f033bb (このIDを非表示/違反報告)
曖那 - トド松の発言www (2017年12月31日 17時) (レス) id: b59e7160ce (このIDを非表示/違反報告)
SIRURU(プロフ) - このお話大好きです。更新頑張ってください！続き待ってます！ (2017年11月12日 10時) (レス) id: 959e10f006 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：天城 美依 | 作成日時：2017年8月1日 6時
