第22松 ページ22
A目線
あれから一週間くらい経った。
私は久々に散歩でもしようと、外へ出た。
日光が目に眩しい。
「そうだ、コンビニ行こう」
そう呟き、コンビニを目指した。
途中、人気のない道を通っていた。
そんな時だった。
「よう、姉ちゃん」
背後から声を掛けられ、振り向くと。
「…誰？」
知らない人達が立っていた。
見るからにヤンキーっぽい。
どうしよう、人生初のヤンキー絡みだ。
「な、なんですか」
「さっきさぁ、知らない奴にいきなり喧嘩売られたんだよね〜」
ヤンキー集団は段々と私に近づいてくる。
「そんな訳で、今めっちゃイライラしてるからちょっと俺らのおもちゃになってくんない？」
強く腕を引っ張られる。
体勢を崩してしまい、気づけば私はヤンキーに殴られていた。
叫んでも泣いても止めてくれない。
もう自分の力ではどうしようも出来なかった。
暴行は更にエスカレートしていく。
このままここで違う意味でゴールしてしまうのかと思ってしまう。
どうしよう…私もう…。
ﾀﾋんじゃうのかな。
誰か助けて。
誰か。
「A」
名前を呼ばれたと思い、顔を見上げた時だった。
私を殴っていたヤンキーは倒れた。
次々に倒れていくヤンキー集団を私はただ眺めていた。
「A、助けに来たよ」
「いち…ま…つ…？」
「少し待っててね、コイツらを病院送りにしてくるから」
***
「うえぇ…怖かったよぉぉ…！」
一松にすがりつくようき泣き出した。
血の流れも止まらないが、今は涙の方が止まらなかった。
抑えても抑えても次から次へと溢れる涙。
「よしよし、頑張ったね。偉いよ」
一松は私の背中をさすり、暖かいことばをくれた。
そのことばで私は一気に安心できた。
「じゃあ、A。そろそろ帰ろう」
「うん…」
「後で手当てしてあげるからね、ほら」
差し出された手を握ると、温度が伝わってきた。
一松の暖かい温度がどんどん伝わってくる。
「ありがとう…一松」
「どういたしまして、行こう」
私たちは手を繋ぎ、今日の晩御飯の話をしながら帰り道を辿っていった。
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りぃ - 一松「orrrrrrrrrrrrr」自分「wwwwwwwww」 (2019年7月9日 23時) (
レス) id: a6e4e287d1 (このIDを非表示/違反報告)
天城 美依(プロフ) - 凛さん» 教えて下さり、ありがとうございます！頑張ります！ (2018年1月9日 16時) (レス) id: 6a5ae3df9e (このIDを非表示/違反報告)
凛(プロフ) - 26松の19行目(文字だけ数えて)の(名前)が(何名前)になってしまっていましたよ(´・ω・｀)これからも頑張ってください！ (2018年1月9日 15時) (レス) id: 7375f033bb (このIDを非表示/違反報告)
曖那 - トド松の発言www (2017年12月31日 17時) (レス) id: b59e7160ce (このIDを非表示/違反報告)
SIRURU(プロフ) - このお話大好きです。更新頑張ってください！続き待ってます！ (2017年11月12日 10時) (レス) id: 959e10f006 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：天城 美依 | 作成日時：2017年8月1日 6時
