千切、なにが好きなの? ページ4
千切は塩対応である。
ただの塩対応だったら良いのだが、私へのあたりが強い。まぁ、存在を認知されてるだけでありがたいのか?なんてたまにアホな思考に至る。
もしかしたら私、嫌われてるのかなー。
確認するまで!!!
『千切ー!!!』
千切「おまえはなんなの?叫ばないと生きていけないの?」
『千切って私のこと嫌い?』
千切「話きけアホ」
今は10分休憩の時間である。
本を読んでイケメンオーラをふりまいている彼に話かけたがご覧の有り様。
ま、まぁ?ツンデレ?なのかな??
千切「つか、近い……!」
『あ、ごめん』
千切って髪キレイだな。顔くらいで切り揃えられた赤紫色もキレイ。
さぞかしモテるんだろうな、知ってるけどさ。
『そうだ!今日も応援しに行っていい!?』
千切「……別に、良いけど」
『千切ってなにが好き?』
千切「黒猫」
『あ!ウチの猫ちゃん黒い!!運命かな?』
千切「………マジ?いんの?」
『うんうん!ポチっていうの!』
千切「ポチって…犬かよ」
『お腹の一部分がポチっと白いんだよ!!』
千切「へー…良いじゃん」
彼は少し笑みを見せた。
その顔に倒れそうになったのは言うまでもない。
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作者名:ひよこ | 作成日時:2023年1月7日 10時