嫉妬大好き彼氏とのすくーるらいふ。Kouta Yabu (ページ33)

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『はい、お疲れさま』

「ん、ありがと」

汗ダクになって帰ってきた宏太に

タオルと飲み物を差し出すと、速攻で飲み物が空になった。よっぽど喉が渇いてたみたい。

『かっこよかったよ』

「あざっーす！」

初めてみたかも。
あんな一生懸命に走る宏太を。改めて好きだなって思った。

お手製のメガホンで応援してたら若干喉が潰れたけど。笑

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薮くんside

「ケガ大丈夫なの？」

ケガをした膝を優しく触れると少し苦い表情をするA。

『うん。まだ痛むけど、大丈夫』

「そっか」

無理に笑ってる気がして胸が痛む。

さっき光と雄也から聞いた話で

Aのペアの子が足をかけたらしくて
それでAが転んでケガをした、らしい。

しかも光が言うには、この前の女って。
だけど俺はピンときてないし、最近女の子と話したっけ？ってレベルで覚えてない。
まあ顔見たら思い出すかもだけど。

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