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HR.


今日の議題は1ヶ月後に控えた体育祭の競技決め。
黒板には、リレー、借り物競走……などたくさんの競技が書かれている。



一通り説明が済んで、今はフリータイム。友達と話したり、寝てる人がいたりとどんちゃん騒ぎ。



チラッと宏太の方を見ると

寝てる光の背中にいたずらしてたので

見て見ぬ振りをした。



慧「Aは何の競技に出るのー?」


前に座る伊野ちゃんが後ろを向いてニコッと微笑む。



『んー、まだ決めてない』



走るのが苦手な私にリレーなんて荷が重いからやりたくない。
かといって借り物競走なんかめんどくさいだろうし……



『そういう伊野ちゃんは?』


慧「んー、俺は二人三脚かな」


『二人三脚かー。いいね』


慧「Aもやりなよ。どうせやるのないでしょ」


『だね。それにしちゃお」



てなわけで、二人三脚にすることに。



『大ちゃんはー?』


伊野ちゃんの一つ前の席にいる大ちゃんにも聞いてみた。


大貴「二人三脚!」

慧「だと思った。大ちゃん走れないしね」

大貴「伊野ちゃんと一緒にしないで。俺にはちゃんと理由があるから!」

慧「はいはい」


大ちゃんも二人三脚らしい。あとは雄也くんと光と宏太。この3人は足が速いからリレーかな。

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作者名:ちぃすけ | 作成日時:2019年5月30日 12時

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