好きな子には2 ページ30
tntn
「Aさん飲み過ぎっすよ。」
「いいの！あのくそ上司！なんでもかんでもトントンに仕事まかせちゃってさぁ！」
「でも自分気にしてないんで。」
「だめ！トントンは仕事できるけど！あの量は給料以上だよ！いくらなんでも……。」
自分のために怒ってくれているこの人を愛しいと思うのは当然のことだとおもう。
A先輩は本当に優しくて正義感が強い。この人が先輩で良かった。
「よーし、こうなったら嫌がらせしてやるんらから！」
酒を煽りすぎて呂律も怪しくなってしまった。気が強いくせしてこういうところはすごく可愛い、と思う。
「うぅ……。」
唸りながら眠り始める彼女に感謝の気持ちをこめて額に口づけする。お金を払って彼女を背負って店を出た。
「トントンは、やさしいね。」
眠気は無くなっていないことがわかるようなくぐもった声が囁かれた。
どくりと心臓脈打った。
「こんな世話すんのは、先輩くらいっすよ。」
このくっさい台詞は彼女に届いただろうか。
好きな人には優しくてまうわ
knsm
「シッマ、起きてー。」
「んー。今日休みやんけ、おれ……。」
心地い、女性にしては少し低めの声。たまらなく愛しい声。
「もうお昼だよ？食べに行こうって言ったのシッマじゃん。」
「気ぃかわったわ！ピザでも頼もや。」
自分から誘っておいてコネシマはドタキャンする。
「お昼からピザ！？」
「ええねん、ええねん。」
「シッマはそうだろうね！」
むっ、と頬を膨らませる彼女をみて、腕を引っ張り無理矢理ベッドに寝転がした。
「え、まだ寝るの？」
「昼食べるの嫌なんやろ？」
「ピザが嫌なだけで昼御飯食べたいんだけど。」
コネシマは彼女を強く抱き締め満足そうに笑い、また目を閉じた。
「一緒に寝よや。」
「……もう。来週は食事に連れていってよ？」
「んー。」
心地よい時間を彼女と共に。
好きな子にはひっついて離れたないねん
続く (更新停止中)
お気に入り登録で更新通知を受け取ろう
←好きな子には/全員(？)
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 318人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「wrwrd」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：大佐 | 作者ホームページ：
作成日時：2017年2月5日 15時
