(物理的に)小さかった降谷さんがいる世界へと行きました。【名探偵コナン】II

第七十五話 ページ32

「機種はどれがいいですか？僕はこの機種のスマホを使っているんですが…」


「じゃあそれで」



そう言って、透はスペードマークのスマホを指さす。




今日はポアロでの仕事が午後からと言うことなので家でのんびりしてから携帯ショップに出向いた。



「…いいんですか？ 即決過ぎません？ 」


「うーん、そんなにスマホにこだわりはないからな。友達に選んでもらっていたし」


「そうですか。ならこれにしましょうか」



契約やら細かい設定類は透がしてくれて、スマホをゲットする事ができた。



「…はい、僕の番号登録出来ました」


「ありがとう。…あ、そうだ。どうせなら蘭さんの番号も入れようかな」


「ああ良いですね。番号わかりますか？」


「うん。透と入れ違いでね」



蘭さんの番号を登録し、スマホの電源を落とす。



「今度会った時に伝えればいいか」


「そうですね。」


「…あ、私今記憶喪失って事になってるんだ」


「え？」



確かに今でも全く記憶が無い。

けど蘭さんと関わってしまった以上、コナンくんとも繋がりが出来たわけで…



「私、生き残れるかな」


「…？どうしましたか…？」


「…いや、こっちの話」



ここは米花町、という事はそこら中で事件が起きてるわけで

外に出ると巻き込まれる可能性が



「きゃあああああああああ」



ほらな。

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