降谷零さんのその後 I ページ49
警察庁警備局警備企画課、通称ゼロに所属する公安警察官の彼、降谷零。
その公安の仕事で、犯罪組織である黒の組織へと潜入している彼、バーボン。
喫茶ポアロのアルバイト、そして毛利小五郎の一番弟子の彼、安室透。
もちろん、彼らは同一人物。
そんな彼は、仕事帰りに彼にとっての異世界へと飛んでしまった。
そこで彼は降谷零として過ごし、ある女性を好いた。
所詮、彼と彼女は相容れる事のできない存在同士。
でも、互いに愛してしまったのだ。
元いた世界へと戻った彼は
彼女とのペアリングをネックレスにし、肌身離さず持ち歩くのだった。
「ああ、コナンくんと蘭さん。いらっしゃいませ」
「こんにちはっー!」
「こんにちは!今日はここでお昼を食べようと思って」
彼は今日、安室透に成る。
「嬉しいです。腕によりをかけて作らせていただきますね!」
「僕安室さんのハムサンド食べたい!」
「じゃあ私はイカスミパスタで!」
「はい!ハムサンドとイカスミパスタですね!お飲み物は?」
「…オレンジジュース」
「私はアイスコーヒーで」
「かしこまりました!ご注文を繰り返させていただきます。ハムサンドをお一つ、イカスミパスタをお一つ、オレンジジュースをお一つ、アイスコーヒーをお一つですね!お飲み物は先にお出ししますか?」
「お願いします!」
「かしこまりました」と言いウィンクを決め、厨房に入り喫茶ポアロの店員である梓さんに注文内容を云い調理に取り掛かった。
「お先にお飲み物のオレンジジュースとアイスコーヒーです」
「ありがとうございます!」
「ありがと〜!…あれ、安室さんってネックレスするんだね」
少年、江戸川コナンは周りをよく見ている。
そのため、安室透が普段しないネックレスを付けていることに気が付き問いかけた。
「見つかってしまいましたか。服の下に隠していたのになぁ」
苦笑をしながら安室透はネックレスを服から取り出す。
「首からチェーンがチラッと見えたからそうじゃないかなって」
「それって…ペアリング、ですか?」
「ええ。よく気づきましたね」
安室透は内心動揺した。
何故、少し見せただけでペアリングだとわかったのか、と。
「それ、名前を彫れるって人気なんですよ!」
「ペアリングってことは、安室さん恋人できたの!?」
二人は安室透に詰め寄るように問いかけた。
「…いいえ、恋人ではありませんよ」
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ぷぅ(プロフ) - はい、大好きな作品で何度も繰り返し読ませていただいてますし、これからも繰り返し読ませていただきますね(#^.^#) (2020年9月19日 23時) (レス) id: b4f5c0261e (このIDを非表示/違反報告)
yu-kun(プロフ) - ぷぅさん» そう言って頂けて幸いです。忙しさを理由に小説を書けていない事、申し訳ないです…。私の小説のためにコメントしてくださってありがとうございます。まだ好きでいてくれてありがとうございます。ぷぅ様、これからもこの小説をよろしくお願い致します。 (2020年9月19日 23時) (レス) id: 60a3e99319 (このIDを非表示/違反報告)
ぷぅ(プロフ) - いえいえ、違うかもしれないですけど大好きな作者さんが頑張って書いてくれた素敵な作品をもし盗作されたらと思うと悲しいので( >Д<;) (2020年9月19日 23時) (レス) id: b4f5c0261e (このIDを非表示/違反報告)
ぷぅ(プロフ) - プロフの名前はくまたそです。 (2020年9月19日 23時) (レス) id: b4f5c0261e (このIDを非表示/違反報告)
yu-kun(プロフ) - ぷぅさん» これから確認し、内容次第作者様の方にご連絡差し上げようかと思います。わざわざありがとうございました。 (2020年9月19日 23時) (レス) id: 60a3e99319 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:yu-kun | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/yyyh/
作成日時:2019年3月10日 14時