第九話 ページ11
降谷さんに今必要な物は準備出来た。
だが、私の準備は出来ていない!
風呂入って生徒達のテストの残りを丸つけしなければ
「降谷さん先に寝ててください私はお風呂に入ってきますその後も起きているので何かありましたら言ってください失礼します」
一息で言い切り私は自室に入り着替えを取り風呂に向かった。
時計を見たらもう十一時回っていたのでなるべく急いで風呂を上がった。
まだ十一時だろと思うだろうが私は睡眠をこよなく愛している。
私は朝が早いためなるべく早く寝たい。
風呂から上がった私は服を着て髪を乾かし、乾いたら前髪を結んで眼鏡をかけた。
そしてリビングに戻り鞄からプリントを取り出し丸つけをする。
これも早く寝たいがために素早く行った。
「…古谷さん」
「!? …あ、降谷さん。眠れないんですか…?」
集中していたもんだからいきなり降谷さんから名前を呼ばれ驚いた。
「驚かせてしまったってすまない。一つ聞きたい事があってな」
「なんでしょう」
「古谷さんは教師なのか?」
「はい。小学校で先生をさせてもらっています」
「だからこんなに丸つけを…」
「はい。本当はこのプリントの半分なんですが隣のクラスの先生が風邪でおやすみしてまして変わりに私が丸つけを…」
「そうか、手伝う」
「え、悪いですよ。それに降谷さんのサイズのペンが」
「これくらいなら僕でも使える」
私の筆箱から赤ペンを取り出し軽々と丸つけしていく降谷さん
降谷さんの身体能力えげつねぇと思った瞬間だった。
確か漫画ですごくハードな運動をしていた。
そのおかげもあるのだろう、すぐにプリント一枚を片付けてしまった。
「助かります」
「これくらいどうって事ないさ。色々してもらってるお礼だ」
降谷さんのおかげで丸つけは早く終わった。
今の時刻は一時だが五時間は寝れる。
明日はもっと早く寝たいと思いながら自室に戻ろうとした、が
私はある事に気がついた。
降谷さんをこんな寒いリビングに寝かせるのか…?
この部屋の暖房は暖房代勿体ないから付けないし
…それはダメだ。
「降谷さん、私の部屋で寝ましょう」
「は?」
「ほら行きますよ」
半ば強引に私は降谷さんと布団を抱え自室に戻った。
「僕はリビングで平気だ」
「ダメです。暖房付けないので寒いですし。電気消しますね」
「…わかった」
ただでさえだだっ広い家なのにあちこち暖房付けてたら本当に金がかかる。
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ぷぅ(プロフ) - はい、大好きな作品で何度も繰り返し読ませていただいてますし、これからも繰り返し読ませていただきますね(#^.^#) (2020年9月19日 23時) (レス) id: b4f5c0261e (このIDを非表示/違反報告)
yu-kun(プロフ) - ぷぅさん» そう言って頂けて幸いです。忙しさを理由に小説を書けていない事、申し訳ないです…。私の小説のためにコメントしてくださってありがとうございます。まだ好きでいてくれてありがとうございます。ぷぅ様、これからもこの小説をよろしくお願い致します。 (2020年9月19日 23時) (レス) id: 60a3e99319 (このIDを非表示/違反報告)
ぷぅ(プロフ) - いえいえ、違うかもしれないですけど大好きな作者さんが頑張って書いてくれた素敵な作品をもし盗作されたらと思うと悲しいので( >Д<;) (2020年9月19日 23時) (レス) id: b4f5c0261e (このIDを非表示/違反報告)
ぷぅ(プロフ) - プロフの名前はくまたそです。 (2020年9月19日 23時) (レス) id: b4f5c0261e (このIDを非表示/違反報告)
yu-kun(プロフ) - ぷぅさん» これから確認し、内容次第作者様の方にご連絡差し上げようかと思います。わざわざありがとうございました。 (2020年9月19日 23時) (レス) id: 60a3e99319 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:yu-kun | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/yyyh/
作成日時:2019年3月10日 14時