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・・・あ。
キス？
ハッキリと明確な意思を持って、
近づいてくるユーキの唇。
後ろ髪を軽く
くんっと引っ張られて。
上向かされた瞬間。
私はそう、悟った。
背筋に走る緊張感。
パチッと一瞬、カラダが強張る。
不意打ちにキスされた、なんてコト。
絶対にあり得ない。
だって。
半拍、
ううん。
もっと短い時間だとしても。
刹那、と呼ばれる束の間であったとしても。
その瞬間。
オンナは判断するから。
感情でもなく、理性でもなく。
もっと単純で、
もっともっと深い部分が判断する。
キス、したいか。
・・・したくないか。
私かキスしたいのは、この唇じゃない。
・・・あなたじゃない。
だから。
押さえられた頭をすっと滑らせて。
近づいてくるその唇を
・・・避けた。
残酷なほど、冷静に。
痛っ、なんて。
靴ズレの足を気遣うフリして。
ほんの数�僉�避けた唇に。
ユーキの唇が、ピタリと動きを止めた。
小さく、小さく漏らしたユーキのため息。
遠ざかっていく唇が、
苦い雫になって、私の胸に波紋を作る。
ポタッと落ちた粒は、みるみるうちに幾つもの輪を作る。
気づかなかった。
私とユーキの求めるモノが、
明らかに食い違っているコトに。
・・・気づかなければ、良かった。
私がユーキに対して抱いていた、
友情？仲間意識？連帯感？
それもこれも、なにもかも。
否定されたようで
複雑な想いに、
・・・胸の奥が軋む。
ずっとあの頃のまま、だと思ってた。
ただ、カラダが大きくなっただけだと、思っていたのに。
時間が、私達の関係を、
その在り方を変えてしまったんだ。
そして、
時間は私をずる賢くもさせた。
私が求める関係性を貫きたくて。
彼のアプローチを、見て見ぬフリをした。
それだけじゃない。
これまで築いてきた関係を壊しかねない一言を。
言わなくても済むように。
・・・言わせないように。
靴をカポカポ言わせながら歩いてみたり、
わざと足を引き摺ってみたり。
私は、気づいてない素振りを貫き通した。
そんな私に、ユーキも苦笑いをして、
「しょうがない。帰るか。」
と、応じてくれた。
送っていくよと、優しく声をかけるユーキに。
心の奥で、そっと謝った。
ごめんなさい。
あなたは、今も昔も変わらず。
・・・私の大切な�狠膣屐匹覆痢�
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ちさと(プロフ) - nanaさん» コメントありがとうございます(*^^*)話の流れが行くとこまで行っちゃった感があって、この先無理やりな感じにならないか不安です（汗）期待していただけて嬉しい反面、コワいです。4章頑張ります！ (2015年2月25日 20時) (
レス) id: ff298968ef (このIDを非表示/違反報告)
nana(プロフ) - すれ違う二人に悶々とはしますが、お話としてすごく盛り上がって参りましたね？！第4章もすごく期待して待ってますね♪ (2015年2月25日 15時) (レス) id: 9b43dc8466 (このIDを非表示/違反報告)
ちさと(プロフ) - 空さん» 泣かないでっ(>_<)ホントにギュッてしちゃいたかったんですけどね（笑）まぁ、可愛いく舞うまで取っておくことにしました。キレイなお姉さん、正体はね…(￣▽￣)4章でわかる。と、思います。続きお楽しみに！ (2015年2月24日 23時) (レス) id: ff298968ef (このIDを非表示/違反報告)
空(プロフ) - ちさとさん泣いてしまいました…>_<…でも4章は�爐泙海箸鵬聴Δ�舞ったなら”でしょ楽しみです！もう腕掴んだ時ぎゅーとしてしまえばよかったのに。後きになるのがお綺麗なお姉さんの事。気になりながら4章お待ちしてます。 (2015年2月24日 22時) (レス) id: 2458b5c8cb (このIDを非表示/違反報告)
ちさと(プロフ) - 716(なないろ)さん» コメントありがとうございますm(__)m年長さんドンドン絡んでいく予定です(=^x^=)４人の恋もそろそろクライマックスです（たぶん）この先もお付き合いよろしくお願いします(*^^*) (2015年2月24日 19時) (レス) id: ff298968ef (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちさと
| 作成日時：2015年2月8日 16時
