Atsuto side ページ2
「ご飯、好きなだけ食べさせてあげるから。
ちょっと来て。」
いきなりさと子さんから呼び出された。
用件はなにかと聞いても、いいから来いの一点張り。
それでも、なんとか食い下がって、ようやく聞き出せたコトは。
「あの可愛い子ども達のためよっ！あの子達のためにいいからこっちに来て。」
と最後は涙ながらに懇願された。
泣き落としとは穏やかじゃないと、さすがに心配になって。
しぶしぶオレは『紫陽花』に行くコトにした。
でも、あそこには。
・・・アイツが来てるだろ？
子どもらのためっていうなら、サッカーに関するコトだと容易に想像できる。
なら、別に祐樹でいいじゃん。
オレ、じゃなくても。さ。
Aちゃんのコトは、もうなんとも思ってない。
だから、気まずいコトもないし、
彼女にも祐樹にも顔を合わせづらいってわけでもない。
の・・・はずなのに。
最近、すっかり足が遠のいてしまったこの店のドアは
なんとなく、
なんとなくなんだけど。
・・・重い。
そっとドアを開けて、説明のつかない気まずさそのままに、小さめの声で
「ちわっす・・・。」
と来訪を告げた。
すると、
「あーーっ！来た来た！！」
奥からさと子さんの元気のいい声が聞こえてきた。
その後に続く、バタバタという威勢のいい足音。
「良かったぁ。
今日来てくれなかったら、家に押しかけて行こうかと思ってたのよ。」
噛付きそうな勢いでオレの前に立つさと子さんは、いつにも増して、押しが強そう。
いったい何事かと、身構えたオレに。
「ねぇ、モノは相談なんだけど。
内田くん、アルバイトしてくれないかしら。
家庭教師の。」
いいわよね、やってくれるわよねっ！
と、鼻息荒く頼み込んできた。
その勢いたるや、有無を言わさぬ迫力で。
面喰ったオレは、目をパチクリさせるのが精いっぱい。
だけど、なんだ？家庭教師って。
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ちさと(プロフ) - nanaさん» コメントありがとうございます(*^^*)話の流れが行くとこまで行っちゃった感があって、この先無理やりな感じにならないか不安です（汗）期待していただけて嬉しい反面、コワいです。4章頑張ります！ (2015年2月25日 20時) (
レス) id: ff298968ef (このIDを非表示/違反報告)
nana(プロフ) - すれ違う二人に悶々とはしますが、お話としてすごく盛り上がって参りましたね？！第4章もすごく期待して待ってますね♪ (2015年2月25日 15時) (レス) id: 9b43dc8466 (このIDを非表示/違反報告)
ちさと(プロフ) - 空さん» 泣かないでっ(>_<)ホントにギュッてしちゃいたかったんですけどね（笑）まぁ、可愛いく舞うまで取っておくことにしました。キレイなお姉さん、正体はね…(￣▽￣)4章でわかる。と、思います。続きお楽しみに！ (2015年2月24日 23時) (レス) id: ff298968ef (このIDを非表示/違反報告)
空(プロフ) - ちさとさん泣いてしまいました…>_<…でも4章は�爐泙海箸鵬聴Δ�舞ったなら”でしょ楽しみです！もう腕掴んだ時ぎゅーとしてしまえばよかったのに。後きになるのがお綺麗なお姉さんの事。気になりながら4章お待ちしてます。 (2015年2月24日 22時) (レス) id: 2458b5c8cb (このIDを非表示/違反報告)
ちさと(プロフ) - 716(なないろ)さん» コメントありがとうございますm(__)m年長さんドンドン絡んでいく予定です(=^x^=)４人の恋もそろそろクライマックスです（たぶん）この先もお付き合いよろしくお願いします(*^^*) (2015年2月24日 19時) (レス) id: ff298968ef (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちさと
| 作成日時：2015年2月8日 16時
